くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

金峰山と修験道

朝、6時頃クロモリロードバイクで出発して明午橋を渡って、

藤崎八幡宮から県道1号線に入り、本妙寺の坂を上る。

大将陣の山の神に挨拶して、

棚田を眺め、

県道101号線を芳野方面に走り、金峰山の一の岳を眺める。

かつては「飽田山」と呼ばれたその山は、天長9年(832)に大和の国の金峰山蔵王権現を勧請して祀り、

山頂の金剛蔵王権現像

 

以来「金峰山」と呼ばれるようになった。

そして、その山中では多くの修験者が神秘的な力を得るために厳しい修行を行った。

修験道の創設者・役行者像

JA芳野の近くにある拝ケ石巨石群や

宮本武蔵が籠った霊巌洞、

それに円台寺などでもかつては修験道が行われていたとされている。

JA芳野から県道101号線を下って、

右に曲がった立福寺(りゅうふくじ)の集落を抜けて、

立福寺川の支流右岸の竹藪で覆われた崖へ進む。

切り立った崖の上部を目指して藪の中を迂回し、

竹を掴みながら急峻な藪を這うように上って行くと高さ10mほどの崖の上部に足場の幅が50㎝くらいの岩場があり、

ここでも修験道が行われていたらしく、岩肌に髙さ1mほどの不動尊立像が線刻されている。

高所恐怖症につき、お尻の穴をズンズンさせながら写真を撮り、

「自分には修験道は無理だナ」と思いながら再び竹を掴みながら崖を下った。

その後はゆうかファミリーロードを走り、フードパルの近くの瑞巌寺跡に寄って、

休憩所の池の近くの岩場に彫られた地蔵菩薩を写真に収めた。

秋の朝の風が心地よかった。

本日の走行距離:39.9㎞