くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

晴ポタ雨メンテ

晴れたらポタリングしたいけど、雨の日ゆえに自転車のメンテナンス。 昨年末に、ハヂメさんからホイールの振れ取り法を教えてもらったので、

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通勤用のクロスバイクでやってみる。 というのも、先日、3年前に付け替えた後輪のスポークが折れてしまって、

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購入時についていたホイールに交換し、それ以来、ブレーキをかけた時の後輪の振れが少し気になっていたのだ。 今回使用した振れ取り台は、実は1008さんの自作。

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流石、理工系だけに、きっちり作ってある。 自転車から車輪を外し、車軸を振れ取り台に乗せ、感圧メーターをリムに当たるようにセット。

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この感圧メーターこそが、1008さん自作の振れ取り台のオリジナルな所。

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通常の振れ取り台は、

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リムとゲージの隙間を目視したり、

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擦れる音を聞いたりして歪み具合をモニターするけど、1008さんのは針の振れ具合でフレームの歪みを鋭敏に感知できる。 。 振れ取り作業自体の仕組みは単純で、例えば下の図で言えば、リムが左側に歪んでいれば、青い方のスポークを張る、あるいは赤いスポークを緩める。

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車輪を回して、感圧メーターの針を振れを確認しつつ、必要と思われるスポークを張ったり緩めたりしていく。

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この際、それぞれのスポークに掛かる張力が均等になるように、ハヂメさんも使っていたスポークテンションメーターという器具を使うんだけど、

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持ってないので、ギターの調弦用のチューナーを使ってみる。

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ちなみに、これを思いついたのは、『ベルヴィル・ランデブー』という仏アニメで、ばあさんが音叉を使って振れ取り作業を行っていたのが強烈な印象として残っていたから。

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そうそう、このばあさんは、スポークテンションは音叉を使っていたけど、振れの確認は自分の指を使っていたなぁ。

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さて、実際にスポークを弾きながらチューナーでスポークの張り具合をチェックしていったけど、

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途中で面倒になって、「そこまで厳密でなくてよかろう?」と、自分の音感を信じて、耳でスポークの音程を聴きながら、飛び外れた音程がないことを確認。 仕上げに、センター出しができているかどうかの確認。 これも1008さん自作のセンターゲージを使用。

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実は、この「センター出し」の「センター」と言うのは、ハヂメさんに教えてもらうまで、車軸が車輪の円の中心にあることだとばかり思っていた。 実際は、下図のように、縦方向からみて、車軸が車輪の中心にあるか?をチェックする器具。

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ホイールの片面で車軸受けの部分を調節して両側のリムに当たるポイントを調整し、

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反対の面にゲージを乗せてみて確認する。

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センターはとれているみたいなので、これにてメンテナンス終了! あ~あ、今週末は乗れるかなあ? 最後に今回の画像の一部は、「サイクルベースアサヒ」と「自転車いじり」から拝借。