わしらの年代になれば、ちょっと運動を怠ると、若い頃の十倍のスピードで筋力が低下するらしいので、足慣らしに金峰山へ。 金峰山へは色々なアプローチがあるが、今日は少し時間の余裕があるので三の岳の北側の吉次峠を目指して、藤崎宮から県道1号線、県道30号線を走り、貢町からはゆうかファミリーロードを走る。
硯川から再び県道30号線を走り、
西南戦争の時に薩軍の兵站基地のあった木留(きどめ)から旧道を上り、
激戦地の吉次峠へ。
三の岳の山腹を反時計回りに走ると、古代の製鉄所跡とか、
薩軍の猛将・篠原国幹の終焉の地
などの史跡を横目でみながら、反対の横眼で小岱山の雄姿が見えてくる。
集落を二つ通り抜けて、
県道1号線に合流すると、有明海の眺望が眼に入って来る。
文豪・夏目漱石の愛した小天を過ぎ、
いつものようにナルシストの丘で缶コーヒーを飲み干し、
大河ドラマ「いだてん」のロケ地に立ち寄って
坂を下ると一の岳が見えてくる。
追分まで下りて、時間がない時は左折して鳥越峠を越えて帰るが、今日は右折。
湧水地帯の上川床(かみかわどこ)を抜け、
鼓ケ滝でマイナスイオンを浴び、
少し戻って坂を上り、霊厳洞に籠って「五輪書」を書きあげた剣豪・宮本武蔵の像にご挨拶。
スイカズラや、
テイカカズラや、
ミカンの花の甘美な匂いを嗅ぎながらさらに坂を上り、
峠を越えて、
松尾東へ下る。 家内の実家のある高橋町を、幾分「アウェイ感」を感じながら通り抜け、
そのまま坪井川沿い、白川沿いに走って帰った。
本日の走行距離:53.8㎞