くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

立野の慰霊碑ライド

数週前の地元テレビ局のニュースで南阿蘇村立野での熊本地震の慰霊碑のことをやっていたので行ってみる。
北バイパスに入ってすぐ右折し、県道145号の供合線で東へ走り
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瀬田から国道57号線に上がる。
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JR立野駅への交差点から左へ上がり、さらに坂を上がって、立野の新所(しんしょ)地区を目指す。
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立野にある九州電力の黒川第一発電所は大正3年(1914年)2月に工事完成。3月から発電、送電が始まり、それから現在まで、100年以上の長きにわたり稼働し続けている。
お馴染の三本の巨大な水圧管は長さが908mでその頂上には貯水槽があり、そこから白川までの落差255mを利用して水車発電機を駆動している。
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その貯水槽下部の地盤が熊本地震の際に崩れ、
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(ネットニュースの画像より)
推定約1万トンの発電用水が土砂とともに新所地区へと流れ込み、9世帯が全半壊し、夫婦が犠牲になった。
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(ネットニュースの画像より)
地震によって建造物が破損し、そのことによって被害が生じた、言わば「複合災害」で、九州電力の法的責任が問われたが、九州電力側は「不可抗力」であると主張。住民側が訴える賠償の代案として九州電力が被災宅地を買い取る補償契約を提案。被災した9世帯のうち、8世帯は合意して土地を手放した、と報道されていた。
そんな中、犠牲夫婦の自宅跡近くに地元の藤本建設工業が慰霊碑を建設し、昨年7月に寄贈。しかしながら、被害に遭った世帯や遺族の気持ちの整理がつかないことから、碑はシートがかぶせられたままになっていたが、地震発生から3年を経過したのを機に遺族や地域住民ら約40名が参加して慰霊祭が行われた。
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慰霊碑に手を合わせ、まだまだあちこちで復旧工事をしている立野を散策した後は来た道を帰るつもりだったけど、折角なので長陽大橋を渡って、栃木へ右折し、南阿蘇鉄道の長陽駅を経由して県道28号線に上がり、俵山峠に上がる。
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峠前の七曲りにある「西南役慰霊碑」と「俵山峠開通記念碑」は、ともに地震で倒壊していたけども、復旧されていた。
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(左が西南役慰霊碑、右が俵山峠開通記念碑)
路傍の花をデジカメに収めつつ峠を越えて、
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萌の里で小休止。
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ここには日本で唯一の『カライモUFOキャッチャー』があるけれど、
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あんまりキャッチしたくなるような雰囲気ではないね。
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そしてランチは久しぶりにリアルチキンで、
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ヤンニョンチキンバーガーのセットをいただく。
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その後はいつものように交通量の少ない道を選んで、
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免許センターの付近で国体道路に出て帰った。
本日の走行距離:77.4㎞
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