くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

野部田の「山の神」と「わっく石」

午前10時頃には雨が降り始める予報なので朝5時過ぎにクロモリロードバイクで出発し、金峰山へ。

藤崎八幡宮の参道から県道1号線、31号線を走って、菱形からは県道113号線に入り、坂を上る。

三の岳の北の山麓を走って、

咲き始めた梨の花を愛でつつ県道191号線に入り、

玉名広域農道を北上して野部田方面へ

左折したところに「山の神」の別称のある「野部田神社」に到着。

由緒によればこの神社は、全国的に「山の神」として知られる「大山積神(おおやまつみのかみ:大山祇神)」とその娘である「磐長姫(いわながひめ)」と「木花開耶姫(このはなさくやひめ)」の姉妹を祭神として祀ってある。

この二人の娘のうち、「花の化身」である妹の木花開耶姫は非常に美しいが、「石の化身」である姉の磐長姫は不器量なため、自分より醜悪な「オコゼ」を奉納すると大層喜ぶことが知られている。

そのため、以前は獲れたオコゼを干物にして奉納していたが、そうそうオコゼが獲れるわけではないので「オコゼ」の絵を描いたものを奉納すると、無病息災、商売繁盛、農業繁栄、夫婦和合、子宝、婦人病など多くの御利益があるが、特に皮膚病の治療の祈願の参拝者が絶えない、とのこと。

そこからさらに西へ進むと見晴らしの良い場所に「わっく石」。

「わっく」とは「わくど」と同じでカエルのこと。

「わっく石」の周りを廻って観察したが、

あんまりカエルには見えず、強いて言えば草食恐竜の頭部に見えた。

その頃からポツリポツリと雨粒が落ちて来た。

島原半島は雲で覆われ始め、

金峰山の二の岳、三の岳にも灰色の雲が迫ってきている。

当初、この後はナルシストの丘を経由して追分に下り、鳥越峠を越えて帰るつもりであったけど、雨雲レーダーをチェックすると、南西から雨雲が迫ってきているので、来た道を帰り、菱形からは植木方面へ東進し、

国道3号線を南下して楠野町からは坪井川沿いの道を南下するコースへ変更。

最後は通勤時間帯の喧噪を避けて白川沿いの道を走って帰った。

本日の走行距離:53.4km