くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

芳野経由で金峰山水系の湧水を巡る

朝5時に起床し犬の散歩をすると昨日ほどは風が吹いていない。今日は休養充分。準備をして午前6時過ぎロードバイクで出発。今日の予想最高気温は34℃。日差しをさけて本妙寺経由で芳野方面へ登ることにする。 新屋敷経由で明午橋をわたる。

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藤崎宮の参道経由で、上熊本、本妙寺へと進む。前回、登りで気分が悪くなったので、5割くらいの力で登る。加藤清正の銅像のあるところくらいまで登ると、なんとツクツクボーシが鳴いている。以前はツクツクボーシが鳴くのは8月の下旬で、ツクツクボーシの鳴き声が聞こえると、やり残した夏休みの宿題の山を思い出す。さらに上に行くと、今度はヒグラシが鳴いている。 峠の茶屋跡で休憩する予定だったが、地元の高齢者とおぼしき集団にベンチが占拠されており、しかも、まだあまり疲れてなかったので、そのまま芳野方面へ登ってゆく。しばらく登ると左に二ノ岳(熊ノ岳)、右に三ノ岳が見えてくる。今日は、右側の三ノ岳を反時計回りに走って、天水方面へ降りる予定。

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さらに登ると前回、ヘロヘロになって登った県道332号線の合流地点が。

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そこを過ぎると道は下り基調となり、やがて芳野の交差点に到着。いつもは左折して野出峠方面へ行くが、今回は初めて三ノ岳を廻る道(県道332号線)を行くことにする。

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前日、Google地図で等高線を確認して覚悟はしていたものの、かなりのアップダウンがある。杉木立の中が多く、眺めは良くないが、朝日が当たらなくて済むのは良い。

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さらに進んでゆくと、路面は荒れてきて、アップダウンの登りがきつくなる。「野出峠へ行けば良かった」という安易な後悔の念が頭の片隅で膨れるが、それを抑えて淡々と登る。やがて三ノ岳山頂への登山道との分岐を過ぎると「道を間違えたか?」と思うほどの強烈な下り坂となり、やがて玉名から有明海方面の視界が開けるようになる。今日は島原半島も近く見える。

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しばらく行くと右手下に県道1号線の「実山ループ橋」が現れる。

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県道1号線を左折すると普賢岳がよくみえるようになる。

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しばらくすると右折し草枕温泉館方面へ降りてゆく。

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温泉館の下から左折して国道501号線に出る手前に「草枕ゆかりの前田家別邸」という看板があったので立ち寄る。夏目漱石の小説「草枕」の舞台になった所。

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国道501号線を左折し、しばらくすると左手に熊本水遺産の「天水湖」を発見し、しばし休憩。

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さらに501号線を進むがここは路肩が狭く、しかも大型トラックが多いので走りにくい。河内町船津で左折ししばらく進むと熊本水遺産「鑪水(たたらみず)」に到着。

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大きなイチョウの根っこから湧き出る水が不思議。

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再び国道501号線に戻り松尾方面に向う。途中、「海の駅塩屋」で休憩。

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ここのオリジナル商品「でこぽんアイスクリーム」250円を購入し食べる。

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でこぽんシャーベットとアイスクリームに分かれていて二つの食感が楽しめる。

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横では有明海が静かに横たわっている。

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小腹を満たして再出発。松尾地区に入って左折。松尾西小学校の所で道に迷いかけたが、やがて「熊本水遺産めぐり」の幟を見つける。本日の最後の水遺産、「いんの川」は松尾地区の水田の片隅にひっそりと佇んでいる。

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柵で囲ってある水源の中心部からは、こんこんと水が湧き、小さな魚影も。

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再び国道501号線に戻ったが相変わらず大型トラックの往来が多いので、坪井川河口近くの橋を渡り、小島地区に入り、県道28号線を東に向かって走る。この頃から東からの強い向かい風が吹き、スピードが上がらない。ファッションセンターしまむら野中店から左折し、坪井川沿いの道を経由して白山通りに出て、午前10時半頃帰り着いた。 本日の走行距離:58.6km

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