くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

塚原古墳公園とメリ穴公園へ自転車で行く

残暑が厳しい熊本市。山登りはきつそうなので、平地を走ることにする。午前6時半過ぎ、ロードバイクで出発。来週の秋分の日に、「江津湖発着の、宇土半島を一周するコースで100km以上走りたい」という人達とサイクリングに行くことになり、「ルートラボ」上でコースを設定してみたのだが、その何箇所かを試走してみるのが今日の目的。 水前寺公園を経由して出水ふれあい通りに入り、南下。東バイパスを横切る。
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そのまま南下し、県道236号線を横切ると、田園地帯に突入。
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いつものように用水路のところで右折、浜線バイパスに出て左折。めど町橋を渡り、緑川沿いの道を川下に向かい走る。今日は、有明海の向うにある雲仙普賢岳が近くに見える。その上の空には、下の方が少し欠けた十七番目の月が白く浮かんでいる。
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途中、MTBのお兄ちゃんが凄いスピードで走ってゆく。釈迦堂橋から左折し、雁回山に向かって走る。浜戸川を渡る前に左折。川沿いの道を城南方面へ向う。
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ここが本日のチェックポイントのひとつ。浜戸川沿いの道はやや路面が悪く、道幅が狭い。軽自動車でも来たら、離合するのが大変そう。おまけに城南町六田のところから先は砂利道となるので、ロードバイクでの走行は適さない。代わりの道は?・・・など調査しているうちに城南町隈庄に出て、そこから先は、豊野方面を目指す時によく走る浜戸川沿いの道をしばらく走る。豊野まで走ろうかとも思ったが、今日も暑くなりそうなので遠回りは止め、高速道路をくぐる前で右折し、塚原古墳公園で休憩することにする。
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公園内には歴史民族資料館、古代の住居や倉を復元したもの、そして大小の円墳や前方後円墳など、復元された約80基の古墳が点在している。ちなみに、公園を含む一帯の塚原古墳群は約500基の古墳からなるとのこと。
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公園内の東屋で、持参したジャムパンによりエネルギー補給。
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昨年秋、松橋からの帰りにここに立ち寄った時、「メリ穴公園」という案内板がいくつもあったのを思い出し、行ってみることにする。
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やや不親切な案内板に従って行くと、あまり人が来なさそうな窪地の端のような所に「メリ穴公園」を発見。
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熊本市が整備したらしく、駐車場、東屋、水飲み場、周辺地図、トイレなど、ひととおりのアイテムがちゃんと揃っている。その横に、目指す「メリ穴」がある。
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この「メリ穴」だが、地下水の浸蝕でできた洞穴で、古代信仰と結びついた、「参り穴」が転じて「メリ穴」となったとのこと。なるほど。洞穴の入り口部分の高さは2mくらい。奥行きは20mくらいあり、奥に行くに従い、天井が次第に低くなってくる。
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中には暗い電灯が一個灯っており、洞穴の行き止まりの上の所から湧水が流れ落ちている。
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湧き出る水で、洞穴の前には池ができており、そこはホタルの生息地になっているらしい。
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意外と良いものも見つけたような気がして「メリ穴公園」を後にする。近くの栗園の横の道に栗が落ちて、車のタイヤに轢かれていくつか無傷のものが転がっている。もらった栗があったので、いっしょに湯がいて食べよう。
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県道38号線に出て、城南町隈庄方面へ走り、浜戸川沿いの南側の道に入る。そのまま木山不動尊の近くを抜け、しばらくして右折。浜戸川沿いの道に出ようとするが、このあたりは国道3号線や鹿児島本線が横切るために川沿いの道は寸断され、快適に走れる道はほとんどない。あきらめて、走潟町の国道501号線に出て北上、平木橋を渡って右折し、緑川沿いの道を上流へ進み、六間堰を渡る。途中、阿蘇方面、および有明海方面を写真に収める。
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堰を渡って左折し、上流へ進む。途中、熊本のパナマ運河と呼ばれる「中無田閘門」を写真に収める。これは、水位の違う加勢川と緑川間の船の往来を可能にするための水位調節の施設。
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川尻に出て、加勢川および木部川沿いの道を走って、浜線バイパスに出て左折。朝来た道を逆に進み、少し遠回りして水前寺江津湖公園内を走る。
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この後、東バイパスを走って帰った。 本日の走行距離:67.7km
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