くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

自転車用品の海外通販初体験

恥ずかしながら、わたしは自転車のメンテナンスをあまりしない。乗るたびにするのはタイヤの空気圧調整とチェーンの油さしくらい。その油さしも、ねっとり系のやつに替えてからは数回に1度くらいにサボっている。 ところが、全国の自転車乗りのブログを観ていたら、「さやパパの独り言」というブログで、「乗るたびにチェーンは外し洗浄・注油し別保管。タイヤ・ホイールを含め全てをピカピカに綺麗にする」という人が居るのを知り、仰天する。 自分の性格とこれまでの人生を振り返ると、そこまでは到底無理だが、「もう少し高頻度に綺麗にしてやらないと持っている自転車たちが可哀想」という気持ちが少し湧いてきた。 そのためにはまず、環境整備。わたしの持っているワークスタンドは生産終了品のミノウラ製。
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後輪を固定するだけのタイプなので、メンテナンスをかがんだ姿勢でしなければならず、すぐ腰が痛くなる。そこで、立った姿勢でメンテナンスができるようなスタンドを買うことにする。ネットでの情報収集の結果、Park Tool社製のスーパーライトチームレーススタンドが良さそう。
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ところが、国内定価が6万円近く、アマゾンでも42800円!海外通販サイトでの値段を調べると、英国の"Chain Reaction Cycles(CRC)"では3万円弱、という事がわかった。そこで、海外通販に初挑戦。といってもCRCをはじめWiggleなどの自転車用品海外通販サイトでは日本語・円表示が用意してあり、敷居が低い。テレビのニュースで「深刻な円高」だと言っているのも後押し。 CRCにアクセスし、IDのメールアドレスとパスワードおよび住所氏名などを登録する。そして物品購入。購入金額の合計が約3万円以上で送料無料となるので、目的のワークスタンドに加えて、別売の収納バッグとついでに、日焼け止め対策を兼ねたコンプレッション・レギンスを買うことにする。
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クレジットカードの番号などを入力し、配送法は通常配達を選択した。アマゾンでの通販とほとんど同じ感覚。 すぐに確認のメールが来て、翌日には発送を通知するメールが来た。その後は、Parcel Force International の「追跡サービス」で荷物番号を入力し、荷物の「追跡」を楽しむ。日本に到着してからがもたついているような印象があり、その先の配送を日本郵便が引き継ぐ事に気づき、日本郵便のホームページから追跡をしてみると、より詳細な情報をより早く知ることが出来るのに気づく。さすが日本!
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発注して約一週間、郵便受けに「不在配達」の通知があったのでその日の夜遅く、所轄の郵便局に受け取りに行くと、窓口係員が慣れていないらしく、数名で何やら討議している。15分ほども待たされて、「1200円払え」と言う。よく判らなかったが夜も遅いし眠たいので払って荷物を受け取る。 翌日、すっきりした眼で追加料金の書類を見ると、「国際郵便物課税通知書」とある。
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「あー、関税ってやつね。」と思ったが、もう一枚、「不服申し立てについて」という「博多関税支所 福岡外郵出張所」からの書類がついている。それで、何か不服な所がないか、課税通知書をよーく見てみた。
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「『課税の価格』が21,757円とあるが購入総額は36,000円くらいだったはず・・・」とか、「消費税4%ってどうして5% じゃないの?」、「地方消費税25%って何のこと?」などの疑問が湧き上がってきた。 そこでネットで調べてみると、「自転車パーツの海外通販情報局」というすばらしいサイトがちゃんと存在した。そこで得た情報を中心にまとめると、 1)関税に関するポイント 自転車本体やパーツは基本的に無税 関税が掛かる商品でも16,666円以下なら無税 それ以上の価格の場合は商品の種類毎に異なる税率がかかる 2)消費税に関するポイント 海外通販で買った物にも消費税がかかる ただし16,666円以下は免税! それ以上の場合、購入金額(送料を含む)合計の60%の金額に対して5%(計約3%)の消費税が課せられる 消費税の内訳は、国税としての4%と、地方消費税1%(国税の消費税率4%の25%) 3)その他に通関手数料200円が必要。 よって今回の購入総額3.6262円の60%の21.757円に対して消費税が課税される。すなわち、21.757円の4%の840円が国税として、10円の位を切り捨てて、800円の25%の200円が地方税として、合計1000円が消費税として課せられ、加えて、通関手数料として200円、合計1200円を支払わねばならなかった。 またまた勉強になった。 Wiggleなどは総額7000円以上くらいが送料無料になるので、Wiggleで総額7000円~16666円となるように購入するのが一番効果的な海外通販という事も判明した。 さて、届いた荷物だが、「CRCからの荷物は黒いゴミ袋に入ってやってくる」という言う例もあるようだが、今回はParkToolの商品のダンボールで送られてきた。
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開けると、別売の収納バックと2XUのコンプレッションレギンスの他に、CRCの10ポンド分の商品券と低カロリースポーツドリンクの素がサービスでワークスタンドの間仕切りの隙間に入れられていた。
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これらの使用レポートはまたいずれ・・・。