北バイパス通り初め!
熊本市東区新南部4丁目の国道57号線(通称:東バイパス)と北区四方寄(よもぎ)町の国道3号線を結ぶ北バイパス。全長7.6㎞のうち、最後の未完成区間、合志市須屋から四方寄町までの1.8㎞が完成し、その開通式が本日行われた。
今回開通する区間のすぐ近くに職場があり、開通式典への招待状が来たので出席することになった。
道路の開通式というものに出席するのは、これが最初で、おそらく最後。
思えば、現在の区間が完成した平成20年3月から7年間、雨の降らない勤務日には、いつもこの北バイパス沿いの歩道を自転車で走ってきた。
北バイパスではほとんどの区間で道の両側に自転車通行可の幅広い歩道が作られている。
沿道にはハナミズキやアメリカ楓などの並木が植えられ、その変化を楽しむことができる。また立田山の東側から北側を廻っていて、四季折々の野鳥の鳴き声に癒され、少し寄り道をすると自然公園の桜や紅葉を楽しむことも。
また、白川の流れのせせらぎ聞き、夜の帳に映える水面を眺めて家路を急いだり・・・。
それから、山の北側には熊本北高校があって、自転車通学の男子生徒と抜きつ抜かれつのバトルに発展することがあるのもアクセントのひとつになっている。
これまで自転車通勤が続いたのも、北バイパス沿いを走っていたからかもしれない。
さて、今回の開通式典は行政、政治家、工事関係者、それに周辺住民などが参加し午前10時半から北部東小学校の体育館で行われた。
その後、現地に移動して開通セレモニー。熊本北高校の吹奏楽部の演奏や、道路に面した「ひでみ保育園」の園児による太鼓演奏などが会場を盛り上げる。
熊本市のキャラクター、ひご丸や、合志市のキャラクター、ヴィーブルもかけつけた。しかし、こいつの人気は別格!
そして、やっとテープカット&くす玉開披が行われ、通り初めとなる。
通り初めには一般の人も自由に参加。午前11時半から午後1時まで、真新しい道路を歩いて景色を楽しんだ。
今回の区間の一番のハイライトは、坪井川が流れる谷間を渡した「葉山大橋」。高所恐怖症のわたしであるが、今日は不思議と怖くなく、眺めを楽しむ。誰が操作しているのか、高性能のドローンも通り初めの様子を空撮中。
四方寄町に入り、国道3号線で折り返し、往復約3㎞ほどの通り初めを楽しんだ。
さて、気になる自転車走行だけど、まず、何としても車道を走りたいという猛者のために・・・
四方寄町から須屋方面は路側帯も比較的広く、3カ所ほどの流入、流出車両に注意すれば、下り基調で眺めも良く、割に快適に走れそう。葉山大橋の区間もこの方向の路側帯は割に広い。
ただし、逆方向の、麻生田の交差点から四方寄方面への走行は、かなり危険。
まず、日田街道をオーバーパスする本線へ入るためには右側の車線へ移動する必要があり、この車線の変更には相当の危険を伴う。
さらに葉山大橋の区間では路側帯が大変狭く、しかも上り基調なので極めて走行しにくいと思われる。
歩道をゆったり走りたい方は、須屋から四方寄方面に向かって右側に割に広い歩道が整備されている。日田街道をはじめ、生活道路が何本か横切っているものの、それさえ注意すれば、快適に走れるはず。
自転車通勤には変わりはないけど、自宅から植木、三の岳方面へのサイクリングには便利そう・・・。