くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

万日山・「ラーメン」コネクション

折角の休日、しかも絶好のサイクリング日和に仕事が入り、通勤用のクロスバイクで午前7時15分頃出発。競輪場通りから白山通りへ進み、浜線通りに入り、裏道を通って流通団地へ。ここで2時間ほど仕事。流通団地内には桜の並木が整備されており、花びらが散る一方で、次の主役のツツジがピンクの蕾を膨らませている。
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続いて世安で2時間ほど仕事。正午過ぎに仕事が終わり、最近開通した万日山トンネルをくぐりに行くことにする。その前に腹ごしらえ。二本木の有名なラーメン「黒亭」に行ってみる。昼飯時だが、それほどの行列ではないので、待つことにする。
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この店の対角にある「東庵(あずまあん)」にはよく行くが、この「黒亭」はいつも長い行列で、まだ入った事がなかった。10分ほど待ち、カウンターに座り、チャーシューメン820円を注文。
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もともとラーメンの味には、こだわりがない方なので、これほどの行列ができるほどの味とは思えなかった、正直なところ。とりあえずお腹を満たして出発。 熊本駅前を過ぎて左折するとほどなく「万日山トンネル」に到着。
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ヘルメットを装着してないので歩道を進む。約440メートルの直線のトンネル。
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考えてみると、万日山にはまだ登った事がない。トンネルから出た池上(いけのうえ)側からは山頂へのいいアクセスがなさそうなので、春日側へ戻ることにする。
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春日側の出入り口のところに新しい橋があるのに気づく。
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説明板によると「春日おてもやん橋」という名称で、「PCポータル・ラーメン橋」という分類らしい。
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その橋を渡って万日山の頂上方面へ向う。ところが振り返ってその「春日おてもやん橋」を観察するが、どこが「ラーメン」なのか皆目見当がつかない。
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家に帰ってネットで調べてやっと解った。以下はWikipediaより。 「ラーメン (Rahmen) とは構造形式のひとつで、長方形に組まれた骨組み(部材)の各接合箇所を剛接合したものを言う。ドイツ語で『額縁』の意。建築・土木構造の分野では柱が梁と剛接合している構造をラーメン構造という。 (中略) ラーメン構造が現在のように一般的な形式となったのは、建築史的視点から見ると、ごく最近、20世紀に入ってからのことであり、ラーメン構造の普及は上記に挙げた建築材料、すなわち鉄とコンクリートの普及と切っても切れない関係にある。 歴史的な蓄積も多く、信頼性が非常に高い。」 なるほど、昼食った「ラーメン」とは全く関係ないわけね。 さてその「ラーメン橋」を渡り、つづら折の坂を上っていくと、どういう訳でそうなったか、段々状の公園になっており、数種類の桜が沢山植えてある。
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随分上ってきて、熊本駅方面の眺望が広がる。
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さらに上ると次の段には配水池の施設。
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その先から頂上を目指そうとすると、ゲートが閉まっている。
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ここから先の土地の意外な所有者に違和感を感じるが、その先に、頂上に向う老夫婦の姿が見える。勇気をもらって、クロスバイクをそこに置き、ゲートの横の隙間から先へ進む。路傍にはウマノアシガタや、ノイバラの花が咲き、春本番
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しばらく上るともうひとつゲートがあり、先ほどと同じ「立入禁止」の看板があるが、これも横をパス。するとさらに4~5名の人が辺りを散策しており、声をかけると、ワラビを採っているのだと。
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そこからすぐ頂上だが、市街地側は雑木などで眺めがよくない。西側の一部のみ眺望が良好。ただし「断崖注意」の看板。
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「もう万日山に登ることもないかもしれない。」と思いながら、つづれおりの坂をくだる。数年前、テレビで東大教授の姜尚中が万日山の麓を訪れた番組を観た。その時初めてこの辺りが在日朝鮮人居留地域だったと知ったが、その辺りを実際に通ってみて、今ではその当時の面影は残ってなさそうに見受けた。 そこから横手方面に進み、+Cサイクリングウェアに寄ろうとしたが、今日が休店日であることを思い出し、次の用事を済ますために井芹川沿いの道に出て、西回りバイパスに出る。少し時間があるので、谷尾崎のひとつ島崎よりの信号を右折。先に見える坂を登る。いきなり10%を越える急坂が続き、息を切らして登る。さっき登った万日山が見えてくる。
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やがて「菩提樹苑公園墓地」があり、そこから右折すると島崎の岳林寺方面へ、直進すると金峰山方面へとなるが、さらに劇坂の上に路面も悪くなりそうなため、ここで退散。辺りには、八重桜や山藤が花を咲かしている。
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急坂を下り、井芹川沿いの道に出て、高橋へ。用事を済ませて、坪井川沿いの道を進み、白川沿いの道に出る。 白川の河川敷には菜の花やハナダイコンが咲き誇っている。
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白川沿いの道を新屋敷まで進み、産業道路、託麻本通りを経由して帰った。 本日の走行距離:40.2km
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