くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

玉名の毘沙門天

ネット検索すると玉名には二体の毘沙門天がおられるようなので訪ねてみる。

朝6時前にカーボンロードバイクで出発し、

想定外の冷え込みの中を藤崎八幡宮の参道から県道1号線、31号線(一部ゆうかファミリーロード)で北へ。

国道208号線へ左折して玉名に入り、「山田の藤」で有名な日吉神社の少し手前にある山田毘沙門天に到着。

ここも格子戸に施錠してあるので隙間から覗き込むと、比較的大きめの、木造の毘沙門天が祀られていた。

ここは毘沙門天よりも、横にある宝塔の方が有名らしく、

鎌倉中期のものとして市の指定文化財に指定されている。

そこから南西へ走り、玉名市築地にある「蓮華院本院」へ。

ここは、浄土宗の開祖、法然の師匠である皇円上人(こうえんしょうにん)の誕生の地、とのこと。

鎌倉時代以後、真言律宗浄光寺として栄えたが戦国末の戦火で焼失。その後、昭和4年に川原是信大僧正により再興され、平成9年には純木造による五重塔が建立された。

平成23年には同院が鎌倉時代に建立された際には実在したという文献記録を元に南大門が再建された。

さらに平成30年には仏様の智慧の象徴である「多宝塔」が建立されている。

南大門の四方には四天王(持国天、

持国天

増長天、

増長天

 

広目天、

広目天

 

多聞天

多聞天


)が配置されているが、北を守る「多聞天」というのは「毘沙門天」の別称である。

ちなみに、この南大門の多聞天像は横綱・朝青龍をイメージして造られたとのこと。

日本最大サイズの四天王像を堪能して帰路へ。

国道208号線をひたすら東へ走り、舞尾交差点からは国道3号線を南下。楠野町からは坪井川沿いの道に入って南下し、

八景水谷公園

 

子飼橋から白川沿いを走って帰った。


本日の走行距離:66.5㎞