先日、インド食堂に行った時に、マスターご夫妻が北区植木の「鬼のいわや古墳」の中に入った話をしていたので、水曜日が店休日のご夫婦をお誘いして、西区池上(いけのうえ)の「二軒小屋古墳」へ行くことにした。
午前10時に藤崎八幡宮の参道で待ち合わせをして、
白川沿いの「ちゃりぽ道」を走り、
万日山トンネルを抜けて、池上に入り、井芹川を渡って、集落奥の山裾のイノシシ避けのフェンスを開けて急峻なコンクリート道路を少し上がった所に駐輪。息を切らして坂道を
200mほど上がったところにポツンと一軒家があり、
その手前から東側に降りる道があるらしいが判らないので、一軒家のおばちゃんに伺ったところ、御親切にも勝手口から裏手を廻って降りて行く道に誘導してくれた。
イノシシの害のためにあちこちフェンスを張り巡らしているし、おじちゃんがギックリ腰のために家の周辺の整備ができないため、古墳には辿り着きにくくなっているらしい。
フェンスを乗り越えて教えられた足場の悪い細い道を下って行くと、一面に竹が生えた古墳らしい姿が見えてきて、
右手に回り込むと、入口が見えて来た。
「二軒小屋古墳」の名前の由来は、かつて二軒の住宅があったからで、そのうち一軒は麓に移り、一軒だけが残っているとのこと。
ネット情報によれば、径12mの円墳で、墳丘の高さは3.5m。横穴式石室の入口から続く羨道(せんどう)の髙さは1.3mほどあり、比較的入りやすい。
短く狭い前室らしい部の奥に径3mほどのドーム状の玄室。
これからの構造から7世紀初頭のものと言われており、玄室の正面の重厚な石屋形が印象的で
この中に遺体を安置したものと思われる。
途中まで案内してくれたおばちゃんに御礼を言って、さらに坂道を上ると50m程先に「肥後椿の原木」。
古くて大きな椿の樹で、
淡いピンクの花が咲いていた。
さらに150mほど坂を上ると、右手に「ワクド石」。
丁度そこで農作業の休憩をしていたおじちゃんとしばらく話をして、
道を戻り、自転車に乗って、池上小学校近くの交差点にある弁当屋へ寄って、
谷尾崎梅林公園の
藤棚の東屋で残っている梅を愛でながら
お弁当タイム。
園内の「宮本武蔵の座禅石」を観に行った後は
井芹川沿いに横手、島崎を抜け、県道1号線を東へ走り、藤崎宮前のご夫婦と別れて帰った。
本日の走行距離:21.7㎞