東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手が三冠王となり、日本人最多の56号ホームランを打つなど、まさに「村神様!」と呼ぶに相応しい活躍だったので、その村上選手に所縁のある場所を回ってきた。
土曜の仕事を終わって職場からクロモリロードバイクで出発し、先ずは高校時代の村上選手が汗を流した九州学院徳王グラウンド。
次に、甲子園を目指した村上選手が二年生の時も三年生の時も涙を流した県営藤崎台球場へ。
懸垂幕が目立つ繁華街を抜けて、
母校の九州学院高校。
その裏門に面した通称「九学通り」には「ゴールドポスト」が立っている。
これは昨年開催された「東京オリンピック2020」で金メダルを獲得した選手の功績を称え、選手のゆかりある地域に金色のポストを設置する「ゴールドポストプロジェクト」によるもの。
村上選手はアメリカとの決勝戦で先制ホームランを放つなど活躍し金メダルリストとなったが、熊本では金メダリストは彼だけなので、ゴールドポストはここ一か所だけ。
続いて、近くの本荘のムラカミ不動産。
お父さんの経営する会社で、村上選手も役員になっている。
お次は熊本日日新聞社の新聞博物館へ。
56号HRと三冠王を祝して村上選手の「歩み」を振り返る特別展が11月30日まで開催されている。
村上選手が高校1年の時からの報道記事や、
使用のバット、グラブ、
プロテクター、ユニホーム、それにサイン色紙などが展示してあり、村上選手を身近に感じることができる。
そこから国道3号線を南下して近見にある「PBA野球塾」へ。
元プロ野球選手による小中学生への個人指導を行う野球教室で、設立したのは熊本市出身のお笑い芸人「井手らっきょ」。
現在は経営を他社が引き継いでいるが、小学生当時の村上選手がここに通っていて、他にも3名の卒業生がプロになっているらしい。
東へ走り、江津湖を経由して
秋津川・木山川沿いを走って益城町に入り、
福田町民グラウンドへ。
中学時代の村上選手は学校の部活には属さず、「熊本東リトルシニアチーム」に所属し、このグラウンドで練習に明け暮れた。
ライト方向が狭いグラウンドで、左打ちの村上選手が打球を引っ張るとライト側のネットを越えて民家まで飛んでしまうので、
監督からレフト方向へ流し打ちするように指導され、現在の広角打法の原点になっている、とのこと。
益城からの帰路に北へ走って国体道路に入り、村上選手の母校の長嶺中学校と
すぐ近くの託麻南小学校を訪問。
ちなみに長嶺中学校のOBと言えば、川崎フロンターレに所属し、今年の東アジアサッカー選手権大会では日本代表の主将も務めたイケメンCB谷口彰悟選手も長嶺中学校の出身。
しかも谷口選手のお母さんは平成の三冠王で八代出身の松中信彦選手とはいとこ同士という間柄なのも興味深い。
本日の走行距離:49.9㎞