朝5時頃にクロモリロードバイクで前後のライトを点灯して出発。
東バイパス、北バイパス、日田街道、県道37号線、高速沿いと北上し、
小野泉水公園から小野川沿いを北上し合志川沿い、
菊池川沿い、迫間川沿い、上内田川沿いと走って下梶屋八竜宮へ。
御祭神は「海の神」と知られる綿津見神で、海からはかなり離れているけれど「綿津見神社」とも呼ばれている。
ここの拝殿の天井にあるが「飛龍の彫刻」。
江戸時代に地元の名工「甚三」がある晩、龍に襲われる夢を見て、それをヒントに彫り上げたと言われていて、この活き活きとした龍がお宮から抜けださぬように天井に釘で打ち付けてあるとのこと。
この後は国道325号線を東を走って、白龍伝説で有名な菊池市街地へ。
菊池の白龍伝説にはふたつあって、ひとつが1070年、大宰府から藤原則隆が新しい領主として菊池に参られた時、こんこんと綺麗な水の湧く池の中から白龍が現れ、則隆公を歓迎した。幸せを呼ぶ吉兆龍でる白龍のお出迎えに深く感動された則隆公はこの地に因んで菊池の姓を名乗り、初代菊池氏となった、というもの。
ふたつめは、1950年頃、当時の菊池の商工会長の夢枕に白龍が現れ、その子ども龍が、もうもうと立ち込める湯けむりの中で戯れていた。会長はこの夢を温泉湧出のお告げと信じ、見事温泉を掘り当て、菊池温泉の歴史が始まった、というもの。
こうして、「白龍」は菊池のシンボルとされ、8月初旬の「きくち白龍祭り」では勇壮な白龍の演舞・蛇行が見られるが、
その時に使用される白龍の頭部が「菊池市ふるさと創生市民広場」の一角に建てられた「白龍神輿庫」に飾られている。
また、菊池市役所の敷地の一角には、白龍のモニュメントが昨年3月に完成した。
このモニュメントは市の地域おこし協力隊員のひとり(アートクリエーター)が、地域おこし活動の集大成として構想に1年、制作に2年の歳月を費やしてコツコツと制作したとのこと。
他には、市街地にある廣現寺の
建物の壁面にも龍が描かれており、
先代の住職が趣味を生かして木彫した龍もあちこちで戯れている。
帰路は菊池川沿いをのんびり進み、
花房からは日田街道を南下。須屋からはショートカットして北バイパスに入って走った。
本日の走行距離:61.2km