夜来の雷雨が朝には上がって雲間から陽が照り出したら「熱中症アラート」が発令された中、2時間ほど走ろうと金峰山方面へクロモリロードバイクで出発。
いつものように新屋敷を抜けて明午橋をわたり、藤崎八幡宮の参道から県道1号線に入り、本妙寺の坂を上がる。
汗びっしょりになって鳥越峠に上がり、大将陣の棚田の緑が分厚くなるのを鑑賞して、
県道101号線に入り、坂を上がって
芳野を経由して坂を下り、
太郎迫を抜けて「ゆうかファミリーロード」を南下。
少し時間があるので、熊本保健科学大学から西へ坂を上がって「赤水白山比咩(あかみずはくさんひめ)神社」を探訪。
この辺り一帯の集落の氏神であるこの神社は由緒によれば、創立は第二九代欽明天皇の御代(西暦500年頃)とも、弘仁七年(816年)三月ともいう。山城國(京都)愛宕(あたご)山の白山権現よりの勧請という。
「白山比咩神社」と言えば、熊本では西原村河原の「白山姫神社」が頭に浮かぶ。
こちはら宝徳2年(西暦1450年)に肥後国守・阿蘇惟村公の勧請により加賀国一宮(現在の石川県白山市)の白山比咩神社より御分霊し、菊理媛命(くくりひめのみこと)を現在の西原村河原の小野地区に奉斎したのが始まりと言われている。
白山は北陸地域にある霊山で、古くから信仰の対象となっており、「白山信仰」と呼ばれて北陸・中部を主として東日本に多くの神社が各地にあるが、西日本、特に九州では少ないとのこと。
赤水白山比咩神社から坂を下る頃にはかなり暑くなってきて、再び汗びっしょりになりながら帰った。
さて、「白山信仰」と言えば、もうひとつ、熊本市中央区国府の「白山神社」があるので陽が西に傾いてから訪ねてみた。
白山神社の由緒は風化により読むのが難しいが、
その住所の通り、ここには奈良時代から平安初期にかけて「国府」が置かれていて、中央から国司が派遣されていた。白山比咩神を祭神としているので
赤水白山比咩神社と同様に東国の白山権現から勧進したものと思われる。
本日の走行距離:夕方のも含めると45㎞くらい