今日も暑くなりそうなので日の出前にクロモリロードバイクで出発し、
明午橋を渡って藤崎八幡宮の参道から県道1号線を走り、本妙寺横の坂を上る。
1008さん情報で金峰山の北西の斜面にある馬頭観音を探訪しに行くのだ。
鳥越峠の交差点から左折して、
棚田の状況をチェックし、
もう少し走ったら右に折れて、山の神に挨拶。
坂を少し下って集落を抜ける辺りで左へ折れ、金峰山神社北参道の仁王さんにも挨拶。
さらに二の岳、三の岳を時々右手に観ながら
金峰山中腹をぐるっと回ると面木(おものぎ)集落から上がってきた細い坂道との三叉路に小さな木祠が建っている。
壊れかけた祠の中にはあまり見たことのないタイプの仏像?が祀られている。
その祠の横には猿田彦大神の石碑が立ち、
その向かい側に石仏が3基立っている。
一番右が目指す馬頭観音で、典型的な外観をしている。
一番左は地蔵菩薩で寛政4年10月に建立されていることから察するに、
同じ年の4月に起こった寛政の大津波の犠牲者を弔うものであろう。
そして真ん中にあるのが立ち上がる炎を背に、右手には魔を退散させると同時に人々の煩悩や因縁を断ち切る剣を持ち、
左手には悪を縛り上げ、また人々を縛り吊り上げて煩悩から救い出すための投げ縄のようなものを持っている不動明王である。
不動明王と言えば、熊本では「木原不動尊」として有名な「長寿寺」のものが知られているが、
スマホでググると、帰り道にもありそうなので、行ってみることに。
パイロットロードに出てすぐに右折して平山の集落を抜け、久しぶりに勾配がきつい「桧垣のこぼし坂」を、
ブレーキレバーを握り締めて松尾東の集落へと下る。
松尾東小学校跡の下の放牛地蔵に挨拶をして、
高橋町からは坪井川沿いの道を走り、城山上代から万日山トンネルを走って春日の「清水寺」へ。
肥後の国へ下向した平安時代の国司たちが京を偲んで勧進したと言われるこの寺の、石の山門を抜けると
境内中央に立っているのは「水掛不動明王」と呼ばれているらしい。
僭越ながらわたしめも水をお掛けしたが、
大阪の法善寺の有名な水掛不動尊のような状態になるまではかなりの年月が必要かと思われますな。
(大阪の法善寺の水掛不動明王)
ところで、ここ清水寺の境内には六地蔵をはじめ数多くの石仏や豪潮律師の宝篋印塔などが所狭しと鎮座しているが、
最近は、すぐ近くを通る九州新幹線の見物スポットとしても人気になってきている。
この後は白川沿いの「ちゃりぽ道」をのんびり走って帰った。
本日の走行距離:32.5㎞