八代方面へ行く用事があるので、先月買い替えた新しいN-BOXにクロモリロードバイクを詰め込んで出発。
ちなみに今度のN-BOXは、安全・快適装備が満載で至れり尽くせり。
用事をサラッと済ませて、本日店休日の「道の駅 竜北」に車を停め、サイクリング開始。
田舎道を南下して、氷川を渡ってからは国道3号線の東側をクネクネ走る旧薩摩街道を南下。
「早尾の六地蔵」や、
「栫の馬之神」に挨拶をして、
八代市に入り、妙見宮の六地蔵にも挨拶。
この六地蔵は通常、お地蔵さんを彫ってあるはずの龕部(がんぶ)の所は灯籠となっていて、
代わりに、その下の幢身の部分にお地蔵さんが彫ってある。
そこから球磨川沿いの道に出て、麦島をかすめてさらに球磨川沿いの道を走り、
植柳(うやなぎ)元町にある馬頭観音堂へ。
昭和2年建立の馬頭観音は修復の跡はあるものの、
青や紺の彩色が残っていて、切れ長の目の凛々しい表情の観音様。
横には、容易には憶えられない念仏の文言が張り付けてある。
そこから橋を渡って鼠蔵町に入ったところで痛恨のパンク。
久しぶりで少し時間がかかってチューブ交換を終え、すぐ近くの小鼠蔵山の南麓の住宅の前の、ブロック造りの祠の観音堂に到着。
中に祀ってある馬頭観音はお馬さんに乗っているタイプ。
そこから北上し、麦島を抜けて八代市の中心街にある「松濱軒(しょうひんけん)」へ。
ここは八代城主だった松井家の茶屋だったところで、明治以降は松井家の住居となっているが、その一部を観ることが出来る。
かつて厩(うまや)であった料金徴収所の近くにはお稲荷さんがあって
その横には馬頭観音が祀ってある。
と言っても、庶民的な馬頭観音ではなかった。
また、この庭園には豪華5段重ねの六地蔵塔があって、
その他にも、もうひとつ六地蔵があるとの事だったので、これまでも何度か広い園内を探したけど見つからなかった。
今回、料金徴収所のおばちゃんに尋ねたところ、専属の庭師さんを連れてきて、案内してもらうと、庭園の端の立ち入り禁止区域(松井家の居宅内)に建っていた。
龕部(がんぶ)には、やや密に六体のお地蔵さんが彫られており、
その他には少し大き目の二匹のお猿さんと燭台を入れる空間が穿ってあり、
灯籠として使うこともあるらしい。
大変珍しい六地蔵を見せてもらい、礼を言って商品券じゃなくて「松濱軒(しょうひんけん)」を後にする。
その後、県道14号線に入って北上し、八千把(やちわ)町の真心院の本尊が馬頭観音だと言う情報があり訪ねてみたが「救世観音」で、ちょっとガッカリ。
その代わりに途中の県道14号線沿いのお寺で六地蔵を発見。
そこから新八代駅を経由して鹿児島本線に沿って北上。
道の駅 竜北に到着し、車載して帰った。
本日の走行距離:42.1㎞