くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

「馬乗りタイプ」めぐり

朝は冷え込んだので陽が上がるのを待って午前8時過ぎにクロモリロードバイクで出発。

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江津湖沿いの道をのんびり走って、西無田から嘉島に入り、浮嶋神社へ。

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ここの境内にはお稲荷さんもあって、

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馬頭観音も一緒に祀られているのだけど、これがお馬さんに乗っているような比較的珍しいタイプ。

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こうなると「馬頭観音」ではなくて「馬上観音」と呼ぶ方が適しているのでは?と思われる。

そこから田舎道を西へ走り、

f:id:kumajiki:20220306162955j:plainめど町橋を渡って城南の旧道を走って右折し、浜戸川を渡って西進。

木原を経由して

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(木原不動尊参道入口の六地蔵)
ウキウキロードに入って国道3号線を横断し、宇土市の古保里(こおざと)地区へ。自転車くまさんが、ここにある六地蔵になかなか辿り着かないとの事なので、7年前の記憶を辿りながら訪問することに。

狭い路地を進むと、

f:id:kumajiki:20220306163143j:plainわずかながら記憶が蘇って来て、六地蔵のあるお宅に何とか到着。

f:id:kumajiki:20220306180946j:plainただ、家が建て替えられていて、前来た時と全く違う雰囲気で、初めて来たような感じ。

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この六地蔵は、6つの地蔵が彫られた龕部(がんぶ)のみが残っており,本来の組み合わせではない石材が混在した状態で積み重ねられており、しかも熊本地震で倒れ、また積み直した、とのこと。

この龕部は、おそらく宇土で採掘されるピンク色の「馬門(まかど)石」で作られていると思われ(ご近所さんによれば馬門石ではないらしいが)、そこに彫られた応永28年(1421)2月という年号から熊本県下で最も古い六地蔵とされている。

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「この前は、わざわざ福岡から見に来た方がおられました」と仰るこのお宅の若旦那としばしお話をして、「そもそも六地蔵って何ですか?」と問われるので、詳しく説明し、「近い内にまた自転車に乗ってやってくる人がいると思います・・・」と伝え、謝意を述べて辞去。

さらにそこから、南西に2㎞ほど路地を進むと松山神社があり、

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その先の四つ角に小さな石の祠が立っている。

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中に祀られているのが、浮嶋神社の馬頭観音と同じく「馬乗りタイプ」。

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残念ながら馬の脚と観音様の手が欠けているが、なかなか良くできた石像。

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帰路は国道3号線に出て北上し、川尻から先は新幹線の高架沿いの道を走り、白川沿いの道走り、白川右岸の「古町六地蔵」を訪ねる。先ほどの県下最古の古保里の六地蔵と対照的におそらく県下でもっとも新しい六地蔵と思われる。

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その後も白川沿いの道を走って帰った。

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本日の走行距離:50.6㎞

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