1008さんから教えてもらった馬頭観音を観に午前6時半過ぎにクロモリロードバイクで出発。
道中、自転車くまさんのブログや、「遺跡ウォーカー」の情報をもとに、まだ見てない六地蔵も探索する予定。
霧に包まれた市街地を抜け、
濃霧に包まれた「ゆうかファミリーロード」を走る。
硯川からは県道31号線の歩道を走って木留から左折して吉次峠を越える。
三の岳の中腹を廻って、いい感じの赤仁田集落を抜けて県道1号線に降り、さらに下って小天の市街地にある小天神社へ。
この神社の境内には、おそらく神仏習合時代の名残で六地蔵が残っている。
残念ながら笠部より上は失われ、お地蔵さんも風化が進んで輪郭がかろうじて分かる程度で、可哀そうに余剰の電線が巻いてある。
小天を抜けて国道501号線を西へ走り、横島干拓地の西の付け根のところにある「赤松院本院」へ。
パッと見、南阿蘇の「ホギホギ神社」の寺院版のような雰囲気で、
葬儀の他、各種お祓い、護摩祈祷、水子供養などを行っているらしく、「ペット・家畜供養」の一環として、平成12年設置の比較的新しい馬頭観音を祀ってある。
ところがこの馬頭観音の頭には1008さんご指摘のように、馬というより牛のような飾り物が・・・。
その飾り物を様々な角度から観察すると、どうも、馬と牛のハーフのような雰囲気となっていて、
頭から鼻にかけての横幅をもう少し狭くするとか、耳を手前に向かせるとかすべきだったという結論に達した。
ちなみに、これまでお目にかかった馬頭観音の中で一番立派な馬の飾り物を有するのは、植木の味取観音の参道にあるものだった。
さて、何だかんだ言いながら、横島干拓地の比較的新しい馬頭観音を十分に堪能して帰路へ。
干拓地内部をジグザグに進んで横切り、
国道501号線で河内方面へ走り、
県道101号線に入り、河内中学校の近くの「中河内の六地蔵」を発見。
ここは何度となく走っているが、その存在に気付かなかった。よく見ると、お地蔵さんの頭部がどれも削れていて、これは廃仏毀釈の影響か?
さらに県道101号線で坂を上がり、ほどなく県道1号線と合流し少し走った芳野地区で右へ路地に入ったところに立つ「嶽の六地蔵」。
小天神社境内の六地蔵と同じように笠石から上が失われているが、それは近くに残っていて、
熊本地震で落ちたのであろう。線刻のお地蔵さんも風化が進んでいるようで、
笠部が無くなると、さらに傷んでくるのも早かろう。
本日のミッションも完了し、さらに坂を上がって鳥越峠を越え、上熊本に降りて県道1号線を走って帰った。
本日の走行距離:63.7㎞