くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

熊本市内の馬頭観音めぐり

前回のサイクリングで南関町の乙女集落の馬頭観音が印象に残ったので、週末の土曜と日曜の昼、熊本市内の馬頭観音をハントしにクロモリロードバイクで出かけた。

(ちなみに、馬頭観音に関してはこちらの記事もご一読を・・・。)

土曜日は自宅から白川沿いの道を走って子飼橋を渡って黒髪町へ。

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黒髪町の濟々黌高校の正門の坂道を下り、三軒町通との交差点を過ぎて路地に右折したところに仁王さんが立っていて、

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その奥に宝篋印塔と

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観音堂が立っている。

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お堂は施錠されており、覗き込むと中にはほっそりした観音様とガラスケースに入れられた黄金色の三面八臂の馬頭観音が鎮座している。

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黒髪小学校の資料によれば、畜産に係る地域の人たちに長年信仰されてきた。毎年、近くの馬場で一種の馬術のようなものが奉納されていたそうで、数千の群衆が集まっていたとのこと。

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新しい牛馬を買った際は、必ずこの観音に参詣し、当時の境内に生い茂る笹を折って牛馬の頭絡(頭に取り付けるロープなどの馬具、畜産用具)に差せば、無病息災、霊験あらたかだったという。

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また、ここから歩いて数分の熊本大学のHPによれば、黒髪キャンパス内の発掘調査で「馬」と書いた土器が見つかっており、奈良平安時代に大宰府へ通じる官道(西海道)が黒髪キャンパスを横切っていたと推定されており、役人の馬交換・宿場である駅家(駅)が近くに存在していたと考えられる。

 

そして日曜日も昼過ぎ、寒さが緩むのを待って出かけ、江津湖畔の道を走る。

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広木地区から公園を出て直ぐの、東区若葉6丁目にある雨宮神社。

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天井絵が綺麗なこの神社の前の道を東へ進むとコンクリート製の祠があって、石仏が基祀ってある

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うちのひとつが馬頭観音。

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そこから30mほどさらに東へ進むと同じような祠があって、

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2基の石像のうちひとつが馬頭観音。

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この辺り一帯は、「西無田」と呼ばれていて、そこから南へ「西無田橋」を渡り、

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嘉島町をかすめて、めど町橋を渡り、隈庄を抜けて、塚原古墳公園の北端にある塚原歴史民俗資料館へ。

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大人の入場料200円が、熊本市在住の65歳以上は無料で喜んだのはいいけれど、

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ここに常設展示されているはずの「木造馬頭観音」が、「展示室を今月は特別企画展示で使用するため現在は保管庫に移動しており、お見せできません」とのこと。

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仕方がないので本日はネットから拝借した画像でご紹介。

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この観音様は、桧の1本造りで、赤色をしており、1面は穏やかな顔、2面は怒った顔の3面の顔を持ち、頭上にあった馬頭と腕1本は失われている。

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一年に一回、7月の初旬には長年保管されてきた東阿高の千々屋寺に里帰りされ、当日は、地区住民の歓迎の元、奉納相撲も行われ、しばしの里帰りを楽しまれまれるとのこと。

実物の木造馬頭観音を目にする日を楽しみに来た道を戻って、めど町橋を渡って帰った。

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昨日の走行距離は10㎞くらいで本日の走行距離は39㎞くらい

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(走行図は本日分のみ)