明日は雨が降りそうなので昼飯の後、大津町へ磨崖仏を観にクロモリロードバイクで出発。 北バイパスから供合線(県道146号線)をひたすら東へ走り、
大津町錦野の交差点を右折し、県道225号線を小森方面へ少し走って小園集落へ左折し、鳥子川を渡って左折し、道なりに200mほど走ると祠があって、標柱が立っている。
標柱は令和3年製で新しいが、
その先の細いコンクリート道路は地震の影響がまだ残っているのか大変荒れていて、
その先の岩場に磨崖仏が見える。
標柱の説明文によれば、この磨崖仏は室町時代後期・天文20年(1551年代)に造られたもので、仏師は不明。縦約90㎝、横84㎝の方形の枠の中に、釈迦如来の座像が細かく彫られている。
その手前には板碑があるが、これは崖崩れの影響らしく手前に倒れかけた状態。
かがんで覗き込むと梵字が刻まれており、
その下の文字は「春夢童女墓」と詠める。
この石碑が、春の夢の様に短い一生を終えた童女の墓であることが分かる。
板碑に刻まれた文字に、思いの外、切ない気持ちになって、鳥子の磨崖仏を後にする。
帰路は白川の北側を走る県道207号線をひたすら西へ走る。
武蔵塚のところで県道337号線に入って、予報より早く雨が降り出すちょっと前に帰り着いた。
本日の走行距離:39.8㎞