くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

ステイホームの自転車アニメ

今日は休日だけどちょっとだけ職場へ行く用事があり、雨のあがるのを待ってカーボンロードバイクで出発し、用事を済ませた後、太郎迫から県道101号線で坂を上り、峠の茶屋では近くの棚田の田植えの準備状況を確認して県道1号線を上熊本方面へ下って帰った。

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コロナ禍が始まってからと言うもの、休日は自転車で運動する以外は家で過ごすことが多く、配信サービスなどを利用して動画を楽しむ時間が増えた。 そんな中で観た自転車の出るアニメをまとめてみた。 日本のテレビアニメでは、2007年の「Over Drive-オーバードライブ」

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を始め、「HILL CLIMB GIRL(2014年)」、

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「ろんぐらいだぁす!(2016年)」、

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「南鎌倉高校女子自転車部(2017年)」

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などを楽しむことができるが、やっぱり「弱虫ペダル(2013年)」のキャラクター設定が一番充実しており、その人気のほどが十分にうかがえる。

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ただし、何度も観たくなるのはやっぱり『アンダルシアの夏』(2003年)

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と『スーツケースの渡り鳥』(2007年)

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の「茄子シリーズ」のふたつかな? いずれも「宮崎駿の片腕」と称され、宮崎の作品のいくつかで作画監督を務めた高坂希太郎が監督をしているだけに、スタジオジブリの作品かと錯覚しそうで、前述のテレビアニメ群とは違った大人の雰囲気のある作品。 一方、海外の作品に眼を向けると、まずは「ベルヴィル・ランデブー」で、フランスのシルヴァン・ショメ監督による2002年の長編アニメーション映画。

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極端にディフォルムされたキャラクターとか、カエルのスープとか、素人目には気色の悪いところも多いが、フランス人でないと気付きにくいオマージュが散りばめてあるとのこと。また、自転車が文化に深く根差しているフランスには「人と自転車が機械として同化する憧憬」があるらしく、その結果としてのドーピング問題も示唆しているような深読みもできる。

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そして「YELLOW JACKET」。

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ツール・ド・フランスを題材とした2005年スイス製の超短編クレイアニメで、全26話あり、その一部をYouTubeでも視聴することができる。 こんな感じで自転車の出る海外アニメを観ていたら、アニメに詳しい長男が「こんなのもあるよ」と教えてくれたのが「岸辺のふたり(Father And Daughter)」。

オランダ人監督マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットが2000年に公開した短編アニメーション映画で、第73回アカデミー賞の短編アニメ賞はじめ多くの受賞がある。 なるほど確かに自転車の表現が秀逸だと感じた。 ちなみに、この監督はその後、スタジオジブリ等の支援を受けて2016年に長編アニメ映画「レッド・タートル ある島の物語」を公開しており、そちらも一見の価値あり、とのこと。 さて、以上のように自転車の登場するアニメを観てきたが、どうせなら絵心のない自分も自転車をアニメで動かしてみようとYouTubeで検索してみると、仕事でよく使うパワーポイントのアニメーション機能でやってみせる動画があったので、インドなまりの英語のおにいちゃんの解説通りにやってみた。

ほんの数秒の拙い動画で、その割には結構大変だったが、パワーポイントのアニメーション機能が少し解ったので、サイクリング中に撮った画像をYouTubeなどにアップする時のための「オープニング動画」的なものをひとつ作ることにした。 デジカメで撮った画像を加工して、フリーの素材を組み合わせ、音楽は「Chromatic Music Lab」という音楽事務所の、熊本出身のIさんの音源を、許可を得て使わせていただいた。

本日の走行距離:34.5㎞

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