くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

時計回りの金峰山

このところ職場ではスタッフの出入りがあったので、これを機に勤務表を見直すことになり、その結果、これまで20年間余り、わたしは木曜日が休みだったのに2月からは休みが水曜日になった。 金峰山周辺を走る時は大抵、反時計回りなので、今日は時計回りのコースで走ることにする。

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(今日は立春!)

二本木まで白川沿いの道を走って坪井川沿いの道に出て、

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松尾東から上りに入り、

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パイロットロードに出てさらに上り、

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平山の峠を越えて岩戸の里を経由し、

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県道101号線を右折。 県道1号線に入ってさらに坂を上り、峠の茶屋の交差点を左折してもう少し上り東門寺方面へ右折。

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さらに小萩山方面へ右折し、

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坂を下って小萩園を経由して帰った。 さて、いつもは何となく「反時計回り」となっている金峰山への練習コースだが、ちなみに陸上競技場のトラック種目はどれも反時計回りで走るようになっている。

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近代オリンピックにおけるトラック種目の歴史を紐解くと、第1回アテネ大会(1896年)から

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第3回セントルイス大会(1904年)までは「時計回り」,第4回ロンドン大会(1908年)以降は一部の競技を除き「反時計回り」で実施されてきた。 この間、1912年に国際陸上競技連盟が創立され,翌年の会議での競技規則の制定され、トラックの周回について“left-hand inside”=「左手が内側となるように走る」,すなわち「反時計回り」を示す規則が明記された。 しかしながら,この決定理由を示す実証的な史料はなく,研究者の間では様々な説が挙げられている。 右利きの人は軸足は左である人が多いため,左足で重心を支え右足で進行方向を調整できる反時計回りの方が走りやすい。

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例えば、フィギアスケーターも多くの場合、軸足が左で、そのためジャンプの際の回転は反時計回りになるのだという。

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その他の説としては欧米の文字文化との関係。欧米では基本的に左から右に文章を綴る。したがって,読み手の視線も左から右に動くことになる。欧米の人々はこの視線の動きに慣れており,観客の目の前で走者が左から右に駆け抜けていくように設定したという説もある。

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  そう言えば、同じトラックの自転車競技でも、

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野球のダイアモンドも反時計回り。

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ちなみに、人間以外の競技では、競馬がある。 JRA日本中央競馬会の競馬場は日本に10カ所あって、その内7カ所が時計回り(右回り)で陸上トラックと同じ反時計回り(左回り)は3カ所だそうで、右回りが得意な馬とか苦手な馬、とかがいるらしい。牛にも右利きとか左利きとかあるんだろうね。

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本日の走行距離:40.6㎞

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