もうひと月ほど前に、熊本地震で損壊した大切畑大橋、大切畑ダム橋の補修工事がやっと終了し、西原村から南阿蘇村への「俵山ルート」が全線回復したとのことで俵山へ。
予想外の強い向かい風の中、国体道路を走り、熊本県総合運動公園に立ち寄ってワールドカップの雰囲気を少しだけ味わう。
「菊池のまんま」の先で左折し、県道145線に入り東へ。
錦野の交差点から右折して500m程で左へ折れ、鳥子川沿いの道を走って県道28号線に突き当たる手前で左折し、震災後何度と走った亀裂だらけのコンクリート道へ。
震災では震源地での2度の激しい揺れにも住民一丸となって助け合い、ひとりの犠牲者も出さなかったことで「軌跡の集落」と呼ばれた大切畑集落の道を上る。
萌の里から県道28号線を上がり、
俵山峠の旧道へ。
台風は東北地方にまで進んでるのに、結構な風。
さらに強い向かい風に苦しみながらクランクを回し、
展望所へ。
中央火口丘を眺めると、どうも火山灰がこちらへ流れてきている様子なので、早々にウィンドブレーカーを着込んで下りへ。
この季節になってくると沿道も寂しくなってきて、ススキの他に目につくのはヨメナと、
ノイバラの実くらい。
追い風に乗ってビャンビャン下っていると、なんと、アンカー星人さんとアリス姫に遭遇!
これから南阿蘇まで走ると言うご両人としばし談笑し、後ろ髪を引かれながらひとり下りへ。 県道28号線へ左折してさらに下り、今回再開通した道路に入ると
すぐ左に「大切畑ため池」。
江戸末期に造られたこのため池は、昭和45年から50年にかけて大改修が行われた。
平成8年の地質調査ではため池をかすめるようにして堤体の一部を布田川断層が横切っていることが判明。地震等で提体が決壊した場合の避難計画が策定されていた。 平成28年の熊本地震ではダムの決壊が心配されたが、ダム堤体などの亀裂や分水施設の破損による多量の漏水はあったものの人的災害はなかった。 ダム復旧に当たっては、現在の堤体から南へ約230mの部に新たな堤体を造る予定になっており、現在そのための準備作業中とのことらしい。
そう言えば大切畑の集落のはずれでは、現在、仮排水トンネルの工事中だった。
その後は西原村のセブンイレブンで小休止し、布田川が流れている布田地区を廻って
復興状況を確認し、
県道206号線の南側を平行に走る道を追い風に乗ってビャンビャン走る。
益城インターのところから第二空港線に出て、旧・木山往還に右折し、丸ポストをひとつゲット。
健軍自衛隊、京塚を経由して帰った。
本日の走行距離:63.3㎞