くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

第二の人生の過ごし方

数日前の予報に比べると降水確率は低くなったものの、予想最高気温が34℃なので、暑さを避けて午前6時頃クロモリロードバイクで出発。 出水ふれあい通りから画図の田舎道を走って、中の瀬橋とめど町橋を渡る。

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城南の旧道に入って、早速、丸ポストをゲット。

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最近いつも行っている丸ポストの収集は、思い起こせば、サイクリングの途中でたまたま丸ポストを眼にして、N家さんの真似をして写真を撮ったのがきっかけだった。

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それがいつの間にか、ハマってしまったのだ。

なぜこんなことに.jpg

それはともかく、隈庄の丸ポストは、以前通った時と同じ状況で、どうも引退を迫られているような雰囲気。

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しかし、この昭和な丸ポストは、引退後も活躍の場があるようで、小学校や、

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(パンク修理でたまたま立ち寄った豊福小学校)
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(N家さんに教えてもらった高平小学校)

お年寄りの施設や、

くわのみ荘.jpg

観光地、

水基めぐりの道.jpg

それに個人宅の敷地の中でもオブジェ(ひょっとしたら郵便受け?)としての役目を果たしていた。

面木集落.jpg

そして本日、城南町から小川町を経由して行った氷川町の有佐駅の近くの保育園でも見かけた。

宮原慈光保育園.jpg

その後、鹿児島本線沿いを北上し、小川町の川尻集落では現役の丸ポストをゲットし、

林田酒店跡.jpg

さらに北上して右折し国道3号線に出て、宇城市豊福の「ミナクルショップ明日香」ではオブジェとして置かれている丸ポストを写真に収める。

ミナクル明日香.jpg

この小さな物産館は、主に知的障害者の方々の自立に向けた活動の一環として様々な特色のある商品を生産し販売しているが、ここの駐車場には丸ポストよりもっと人目を惹くカラフルな人形が座っている。

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そこに貼ってあったパネルを元に調べてみると・・・。

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この作品は1994年、滋賀県大津市にある成安造形大学の、当時教授だった今井祝雄氏が作ったもの。 平安遷都1200年(西暦1994年)の記念イベントの仮設モニュメントとして65体の「ヴォワイアン(フランス語で「見る人」)」が製作され、京都・梅小路公園の櫓の上から 京都の街を眺めるように展示された。その後 成安造形大学に移され、「琵琶湖眺める人」として同大学のキャンパスから琵琶湖や近隣の街を眺めるように展示されていた。

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平成24年(西暦2012年)、 作者の今井祝雄教授の退任を機に同大学で 恒久展示される7体のほかは 各地に分散展示されることになり、滋賀県内

鶴岡市千歳町のヴォアイアン.jpg

の他に京都、広島、宮崎、

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そして熊本へも贈呈されたらしい。

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ここ、豊福の「ミナクルショップ明日香」では、虹色を表す7体が「見守るヴォワイアン」として国道3号線を行き来する人たちの安全を見守っている。

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丸ポストにしろ、ヴォワイアンにしろ、一線を退いた後の、こうした「第二の人生の過ごし方」なかなか乙な物。 「わたしも第二の人生の過ごし方をもう少し真剣に考えねば・・・」と思いながら、その後も宇土シティモールでも丸ポストをゲットして

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川尻からは加勢川沿いの道を走って帰った。

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本日の走行図:74.4㎞

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