東京での最終日、熊本へ帰るまでに時間があるので、新宿区内をボタリング。 区内には、熊本に所縁のある夏目漱石や小泉八雲の旧居跡などが点在しているのだ。 まずは牛込にある漱石公園へ。
ここは漱石が晩年の９年間を暮らした場所で、建物は昭和20年5月25日の空襲で焼失し、戦後、その敷地の一部が公園として整備された。
（当時から庭に建てられた「猫塚」は「吾輩は猫である」のモデルになった飼い猫の墓）
そして漱石生誕150周年にあたる平成29年9月には公園内に「新宿区立漱石山房記念館」が開館した。
まだ真新し雰囲気の、充実した記念館で漱石の世界を堪能して、
（館内には漱石の書斎が再現されていた）
早稲田方面へ坂を下る。
駅前から、坂へ上がるところに漱石の生誕の地の石碑が建っている。
「夏目坂」と名付けられたその坂を上がり、
大久保通りを西へ走り、大久保小学校へ。 ここは小泉八雲の終焉の地で、校門の横に石碑が建っている。
そのすぐ近くには小泉八雲記念公園が整備されている。
園内に足を踏み入れると、そこには生まれ故郷であるギリシャをイメージし、石柱など白を基調に作られ、
異国情緒が溢れている。
公園のベンチで寛ぎながら、遠く離れた日本で一生を終えた八雲に想いを馳せた。
明治通りに入って南下し、左折して靖国通りを走り、八雲が東京での６年間を過ごした旧居跡に立ち寄った。
そこから少し走ってイークルに自転車を戻し、長男、長女とランチを共にして東京を後にした。 本日の走行距離：7.8km
