くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

松合周辺散策

今年になって西南戦争に関係ある史跡をあちこち回ってきたが、宇土半島にはそれらしきものがないと思っていた。 ところが、松合(まつあい)周辺にはいくつかあることが判った。 今日は午後から大切な用事があるので、早目の午前7時過ぎに出発。 出水ふれあい通りを走って中の瀬橋、まど町橋を渡り、

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そのまま国道266号線を渡り、松橋に入って、少し道を外れ、薩軍が死守しようとした薩摩街道の久具(くぐ)橋を写真に収める。

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ふたたび国道266号線に入り、松合へ。

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現在でも白壁土蔵の街並みが印象的な松合は、江戸末期から明治にかけて県内最大の漁港として栄えた。

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街中のあちこちには恵比寿さんが居て、

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「アコウ」という2本の樹が街のアクセントをつけている。

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明治十年の西南戦争の際には、松橋周辺で激しい戦いが繰り広げられ、漁港を有する松合は軍事装備や人員の調達、補給、輸送に携わる兵站(へいたん)基地の役割を果たした。 そして松合の光暁寺には政府軍の野戦病院が置かれた。

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当時、「松合病院」と呼ばれたこの野戦病院で亡くなった兵士27名と近辺の各地で命を落とした兵士の合計150名が、隣の永尾(えいお)に埋葬された。永尾神社から少し西へ進んだその地には現在、「忠霊塔」が建てられている。

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時間の余裕があれば、宇土半島を一周するつもりだったけど、時間がなくなったので、県道58号線で宇土半島を横切り、

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広域農道から次郎兵衛橋を渡り、

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国道501号線から県道50号線を走り、高橋稲荷の先から坪井川沿いの道を走り、白山通りを走って、大江の「インド食堂」へ。どうもここのランチの依存症になってしまったらしい。

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本日の走行距離:69.5㎞

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