久しぶりに阿蘇に行きたいんだけど、震災の影響でルートが限られている。 熊本市内からの現在のメインのアクセス道路としては南阿蘇の南郷谷へはグリーンロードで地蔵峠越え。阿蘇谷方面へはミルクロードで二重峠越え。いずれも現在は大型車両の通行量が多く、自転車向きではない。 とある情報筋によると、旭志の「四季の里」から鞍岳方面へ上がる道は自転車ならのんびり行けそう。 ところが生憎、今日は午後から雨予報なので外輪山まで上がって五岳を眺めるつもりで午前6時過ぎ、久しぶりにサイクルジャージとレーパンを着てクロモリロードバイクで出発。 北バイパスから県道337号線に下りて東へ走り、武蔵塚駅の先からは豊肥線の北側の道を走る。
光の森から左折して県道316号線を北上。
泗水町住岡の交差点から右折して旭志に入り、
旭志小学校・中学校を経由して「ついんスター」の前を通る。
高柳の集落から鞍岳方面へ坂を上る。
「四季の里」は休業中で、さらに坂を上って行く。
ここに来て道路の片側はかなりの急斜面で、崖崩れが心配になってきた。 さらには風が強くなり、雲行きも怪しくなってきて、しかも道端には嫌な花が沢山咲いている。
「やっぱり帰ろうか?」と不安になりかかった時に目に留まった車。
なんと職場の先輩で鞍岳登山の常連さんでもある方の車が路肩に駐車してあったのだ。 わたしより10歳くらい上の御仁が鞍岳に登っておられる(多分)のに、ここで引き返しては示しがつかないので、さらに上へ。すると、道路の亀裂などを補修した跡が見られるようになる。
さらにどんどん上って行くと
さらに補修の痕跡が増え、
最後の急坂の前あたりから段差などの補修と思しき箇所がいくつかあり、
そして峠へ。
安堵して持参の握り飯を食い、ミルクロード方面の下りへ。こちら側の路面の亀裂は未補修で、
草原を抜けて、
心なしか、かなり長くなったようなグラベル区間では一部押しを入れて
ミルクロードに突き当り、左折。
狩尾峠の入口は進入禁止で、警備員が睨んでおり、手前上の展望ポイントにも入らせてくれない状況。
そこで、馴染みのお地蔵さんに手を合わせると、あら不思議! 上の展望ポイントまでワープしてしまった。
いつも自転車で上って来てのビューポイントは地割れができて波打っている模様。
その下のヘアピンの道も崖崩れがあり、
遠く右下の道にも何カ所か崖崩れが起こっている。
「これも自然の営みのひとコマなのかぁ・・・」と感慨に耽っているとふたたびミルクロードへワープ。
お地蔵さんのお導きに感謝しつつ、9時半を過ぎたので帰路へ。
ミルクロードはあちこちに亀裂が走っており、1㎝程度の段差は補修をしてないので、自転車は注意が必要。
いつもより交通量がかなり多い「車帰(くるまがえり)の交差点」まで下り、
右折して県道23号線へ。 この県道も地震後しばらくは道路の亀裂で通行止めになっていたが、今は「4トン以下の車両」の制限付きで通行ができるようになっている。
真木の集落の先から左折して所々に亀裂のある坂道をくだる。
県道202号線に突き当たって左折し、坂を上ってホンダの東側の道を走って、美咲野から大津の旧道に下りる。 すると上井手が干上がっており、衝撃を受ける。
丈夫な鉄筋コンクリート造りで被害がほとんどなかったというKENさんの職場に寄り、
いつもの上井手沿いから鉄砲小路、
菊陽杉並木公園さんさんから
JRの北側の道を走って、予定通り正午前に帰りついた。
本日の走行距離:84.9㎞