冬は、つとめて。
雪の降りたるはいふべきにもあらず。
霜のいと白きも、
またさらでも、いと寒きに、
火など急ぎ熾して
炭もて渡るも
いとつきづきし。
昼になりて、
ぬるくゆるびもていけば、
火桶の火も、白き灰がちになりて、わろし。
「冬の早朝に自転車通勤は、さぞ辛かろう?」と、よく言われるけど、そうとも限らない。 確かに気温が5℃以下になると、やがて、手先、足先が痺れてくる。 しかし、キンと冷えた空気の中を、涙や鼻水をだらだらと流しながらペダルを漕いでいると、頭の中の不浄なものが出てゆくような感じで、少しだけ若返ったような気がしてくるのだ。
(今回の画像は、一昨年と昨年の「大藪サイクル新年会」、および、朝の通勤路で撮ったもの)