くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

LSDで宇土半島

GPSロガーをユピテルのAtlas ASG-10からGarmin Edge 810jに替えてから数か月経った。 でもまだ「心拍数センサー」っていうものを使った事がないので、使ってみることにする。

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考えてみると、ひと様の心拍数はしょっちゅうモニタリングしているのに、自分の心拍数には全く無関心。 どうせなので、LSDトレーニングをやってみようとウトイチ(宇土半島一周)へ。 LSDとはLong Slow(Steady) Distanceの略で、長距離低速訓練のこと。心拍数で100~110/分(120を越えないように)程度の負荷で、時間にして90分以上を走る訓練で自転車走行の基本訓練として使われるらしい。これにより毛細血管が発達し、エネルギーの生産工場であるミトコンドリアが筋肉内で増えるとのこと。

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心電図センサーを胸に装着し、カーボンロードバイクで午前9時過ぎに出発。 いつものように水前寺公園前を経由して出水ふれあい通りを通り、画図の田舎道を抜けて中ノ瀬橋を渡ってすぐ右折。加勢川沿いを走って県道182号線を左折。緑川を渡って南下し、右折してウキウキロードを走る。

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宇土市に入ってアップダウンを避けて田舎道を走る。

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不知火町高良から国道266号線を西へ。 ここから本格的なLSDトレーニングの開始。いつも休憩する道の駅・不知火も今日はパスしてひたすら走る。

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松合を過ぎてから始まるアップダウンの上りではついつい心拍数が120をオーバーしてしまう。

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いつも休憩する三角港もパス。

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それでも三角西港前で尿意を催し、トイレ休憩。

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立ち寄った「浦島屋」はラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が、明治26年7月22日、長崎からの帰途に立ち寄り「夏の日の夢」と題した紀行文の舞台となった旅館。

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明治38年に解体され、中国の大連に運ばれたが、平成5年、設計図を元に復元された。 1階の一角には三角西港築港当時の資料や写真、ラフカディオ・ハーン関連の資料が展示されている。

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また、カフェもあり、

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丁度昼食時になったのでドライカレーのプレート(ドリンク付き)970円をオーダー。

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2階のテラスで頂く。

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早々に切り上げて再出発。ここから向かい風となり、心拍数とにらめっこしながら走る。雲仙岳は雲に覆われている。

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白線の突起に悩まされながら黙々と走る。

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網田中学校の少し先から左折して、最近やっと在り処が分かった「塩屋天満宮の湧水」を見に行く。

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国道57号線に戻ってさらに東へ。

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やがて金峰山が見え始め、JR住吉駅の少し手前から左折して広域農道を走る。

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次郎兵衛橋を渡り、国道501号線へ左折。平木橋で緑川を渡る。

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緑川右岸は工事中のため、迂回路を通って六間堰を渡り、緑川を加勢川の間の道を走って川尻に抜けようとしたけど、中無田閘門の先から左折する道も工事中でダート。

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直進する道もダートであるため、仕方なく引き返し、

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さらに迂回路を進み、天明新川沿いの道に出て右折して、川尻の町を抜ける。

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加勢川沿いの道から木部川右岸の小道を走り、再び加勢川沿いの道へ。

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中ノ瀬橋からは、ほぼ朝来た道を帰った。

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さて、今回のLSDトレーニング中の心拍数だけど、ついつい120を越えてしまう。特にアップダウンの上りでは心拍数を120越えないようにするためにはかなりスピードダウンをせざるを得ず、気持ち的に快適ではなかった。また、アップダウンの長めの下りでは心拍数がついつい100を下回ってしまうのも問題。 加えて、長手袋のせいで走行中の補給食摂取が難しく、工夫や慣れが必要。

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LSDトレーニングをうまくやるには経験(特に補給食関係)が必要だし、信号とアップダウンの少ないコース選びもポイントとなりそう。 どうでもいいけど、やっぱり「LSD」と言えば、ビートルズの「Lucy in the Sky with Diamond」の方を思い出してしまうなあ。 本日の走行距離:100.7㎞

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