くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

ぐるっと江津湖周遊

東京に住んでいる姪が小さな子どもを二人連れて、京町の実家に遊びに来るもんだから、その相手で一日忙しかったけど、空いた時間に江津湖の周辺を回ることにする。 午後2時過ぎ、京町の実家を折り畳み自転車のBikeFriday Tikitで出発。 旧細川刑部邸の紅葉が新聞に出ていたので寄り道する。

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新町方面へ降りて、左折し行幸橋を渡り電車通りを走って江津湖へ。

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江津湖畔の文学碑は一昨年の夏に大方回ったけれど、いくつか見損なっていたので探してみる。 県立図書館の周辺を散策し、

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芭蕉林を彷徨う。

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その先の広場にはまだ入ったことがなかった。

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ここで見つけたのが、中村汀女の句碑。

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「とどまれば あたりにふゆる 蜻蛉かな」 ただ、この句は江津湖で詠んだものではないことが後で判ったらしい。 同じ広場に夏目漱石の句碑も。

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「ふるい寄せて 白魚崩れん 許(ばか)りなり 」 漱石は第五高等学校のボート部顧問をしており、江津湖には何度も脚を運んでいた。 そこから上江津湖畔を散策。

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斎藤橋をアンダーパスして

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下江津湖へ。

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広木地区の公園を抜けて、

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右折し江津塘へ。

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下江津湖の畔にある上無田水神にお参りする。

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前回ここに来た時は全く気にしていなかったけど、そのすぐ横にあるのが高浜年尾の句碑だった。

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「江津の水 浮藻を流し 止まざりし 」 高浜年尾は高浜虚子の実子で、「年尾」は正岡子規の命名。江津湖畔に居を構えた中村汀女が高浜虚子に師事していた縁で、虚子も年尾も何度も江津湖を訪れていた。 句碑の向こうにみえるはずの阿蘇は、中岳からの噴煙の影響からだろう、薄茶色に靄っている。

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見てなかった湖畔の句碑をチェックして、東バイパスに出て保田窪に帰った。

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本日の走行距離:18.3㎞

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