ふた月ほど暖めておいた計画を実行に移す。 熊本市から五木方面へのアクセスのうち、まだ行ってない笹越峠を越え、五家荘、五木村を経由して人吉へ行き、輪行で帰るのだ。 夜が白み始める午前6時前、クロモリロードバイクで出発。めど町橋を渡り、緑川沿いの道を上流へ走っていると太陽が顔を出す。
安津橋を渡り甲佐の街中を通り、セブンイレブンで燃料を補給し、国道443号線を走り、小筵の交差点を直進。
坂を上って『ふれあいセンターいずみ』を過ぎ、氷川ダムのところから県道52号線へ左折。
しばらく走って泉支所を過ぎると道が急に狭くなる。
八代農高泉分校、
泉第三小学校
を過ぎ、栴檀轟の滝方面へ。
本格的な上りへ。横を清流が流れており、せせらぎの音を聴きながら気分よく登って行く。ミンミンゼミもまだまだ頑張って鳴いている。
奥岩の集落の近くを通る。
この峠道は二本杉峠、子別峠、大通峠の峠道に比べると勾配はそれほどではないけど、同じ山の斜面を何度も繰り返して上りそれはそれなりにきつい。先ほどの集落が少し下に見えてくる。
小さい渓流がいくつもあり、水場もある。
黙々と登って行く。
先ほどの集落もかなり小さくなった。
そしてやっとのことで峠。残念ながら笹越峠は、峠ではなく、トンネル。
そこからくだって栴檀轟の滝の駐車場でトイレ休憩。
五家荘の奥懐に進むにつれ、下りの道も険しくなる。
栴檀轟の滝を遠くから望む。
路傍には、いたるところに渓流が音をたてている。
小原の集落では沿道に咲き誇るシュウカイドウ。
ちょっとでも平地があるとソバが植えてある。
なおも下って、五木川を渡り、少し上って国道445号線に合流。
道が広くなって気分良く下る。
五木川ダム
を過ぎ、しばらく走ると子別峠からの道が合流。
ここから道が2車線となる。路傍には相変わらず豊富な水。
ひたすら渓谷の道を走り、
宮園の銀杏を見に行く。
みきたかさんもレポートしていたが、なるほどこれは立派な銀杏!でかい!変な形のコブが幹から垂れ下がっている。
なんでも、このコブを切り取って煙草入れを作ったふとどき者がいて、急に病気になって死んだので、それからというもの、この銀杏を傷つけるものは誰もいなくなったそうな。
そこからまた川辺川沿いの道を走る。
やがて道の駅 子守唄の里・五木に到着。
みきたかさんに倣って、道の駅のとなりの『久領庵』で『五木五木(いきいき)定食』1000円を食べる。
予定より早く人吉に着きそうな感じになってきたので、人吉のmotteaさんに電話を入れ、会いに行く事にする。国道445号線へ戻り、五木村のメインストリートを通り、
国道445号線でトンネルをいくつもくぐり走ってゆく。
相良村あたりの川辺川。ここらで気温が上がってくる。
やがて人吉へ。ずうっと山間部を走ってきたので街並みが懐かしく感じる。
人吉駅前から国道267号線に入り、久七峠方面へ。気温も湿度も高く、この上りはきつかった。
やっとのことで寺本製茶に到着。
motteaさんと1時間ほどお話をして、前回訪問時に購入し大変好評だった『しんめ』を再び購入。
motteaさん、おじゃましました!
それから人吉市街地に戻り、湧水があるという『しらさぎ荘』へ行くが、これが湧水?
事前の調査が不十分で、諦めて人吉駅へ。丁度出発待ちの普通電車がホームにいたので、自転車を袋詰めして車内へ。
八代駅でさらに普通列車に乗り換えて熊本駅で降りる。
むっとする夕方の空気の中を自宅へ帰った。 本日の走行距離:151.0km