くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

清水峠越え南阿蘇サイクリングふたたび

今年の春に矢部から県道141号線→319号線の清水峠越えをした。しかしその後、その時の話を職場でしていたら、矢部出身の同僚(スレンダーな美女)から、『そのコースを走っておりながら、男成神社とか、池尻の唐傘松を見てないとは話にならん!』とダメだしをくらった。 それならば、とリベンジに出かける。朝7時にカーボンロードバイクで出発。いつものように京塚、健軍自衛隊経由で秋津川沿いの道に出て東へ進み、県道57号線へ右折。坂道を登って御船に入る。

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歌野酒店で一休みして、さらに県道57号線を進み、山都町に入る。国道445号線へ左折。この道は路側帯が狭い上に大型トラックが頻繁に通るので怖い。上ったり下ったりして矢部に到着。通潤橋を見に行く事にする。浜町商店街や道の駅通潤橋に八朔祭の山車が飾ってある。

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通潤橋を写真に収める。

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道の駅の饅頭を2個食べて出発。国道218号線に出て東へ。野尻の交差点から500mくらいの右側に「聖滝展望所」の看板を見つけ、立ち寄る。

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そこからさらに東へ1kmほど進むと左手に目指す男成神社の鳥居があり、

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くぐって、激坂を上る。参道の脇にはお茶畑。

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この参道は600mほどあり、やがて杉木立の中へ入り、神社に到着。

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階段を登って境内に入る。

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何だか普通の神社で、パワースポットらしき雰囲気を感じない。本殿の絵馬が有名らしいが、ガラス戸も閉まっており、型どおり参拝して次へ。井無田高原方面へ坂道の上ってゆき、1kmほど先の交差点を右折。池尻方面へ。次の三叉路の所でトラックで通りかかったおとうさんに唐傘松の在り処を聞いて入り口に到着。

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狭い田舎道を進む。

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その先は見晴らしの良い丘に繋がっており、その先端に形の良い大きな松が見える。

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なるほど、唐傘のような形をしている。

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横から見ると、丘の傾斜に合わせて枝垂れている。

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樹齢約300年のアカマツらしいが、自然にこのような形になったというのはなかなかユニーク。これは一見の価値がある。満足して井無田高原を目指す。この道は春に行った県道141号線に比べると少しアップダウンがきつい。やがて県道141号線に突き当たり、右折。ほどなくして井無田高原に到着。前回、道をきいたギャラリー・ロンドに立ち寄る。

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食べ物は無いがカフェがある。

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コーヒーを注文し、マスターの伊藤さんとお話をする。定年退職後、ここを自分で建ててギャラリーを始めたとのこと。ギャラリーにはいつもは自分の作品を飾っているが、レンタルスペースとして個展の他、コンサート、ライブ、イベント会場として利用している。各種ライブの音響器具のレンタルも行っている。マスターも定年後始めたギターを弾かれるとのこと。また、近くのキャンプ場ではMTBのレースを主催しているとのこと。30分ほどお話をして出発。前回はそのまま県道141号線を進み、県道319号線へ左折したが、今回は清和高原天文台を経由して県道319号線へ出る道を選択。北へ進む。約1kmで清和高原天文台。

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生憎今日は休館日。そのまま北へ進み、しばらくしてアップダウンが始まる。これが結構きつかった。やがて県道319号線に突き当たり、左折。清水(きよみず)峠を目指す。

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しばらく上っていくと、小さなループがあり、橋を写真に収める。

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この橋の天井の所には人の頭より大きなスズメバチの巣があり、スズメバチが出入りしている様子なので、スピードを上げて走る。 やがて清水峠を越え、南阿蘇村へ。

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ここからは根子岳から高岳方面の眺めを楽しみながら降りることが出来る。

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山の斜面にはススキが群生している。

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しばらく下ると、重厚な杉木立をいくつか抜ける。

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そして南郷谷に降りきる。

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折角高森まで来たので、いつか見たいと思っていた、天然記念物の『高森殿(たかもりどん)の杉』を見に行く事にする。ガソリンスタンドのおじさんに道を聞いて、高森生コンの四つ角を曲がると入り口の簡素な表示。

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ここから約800mの上り坂だが、これが案外きつかった。やがて牧場の入り口ゲートへ。

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牛の放牧中なので、逃げないようにゲートは鎖で閉めておかねばならない。それはよいとしても、それからの先の坂は噂通り、急坂の上に路面が悪く、MTB用のSPDシューズならいざしらず、ロード用のシューズはクリートもシューズも痛むのでお薦めではない。

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それでも道の横の草むらを、牛の糞地雷に注意したりしながら歩き、クリートの磨耗を最小限になるように努力した。というのも、Kenさんが、ここでLookのクリートを破損したらしい。やっと目指す杉のある木立の入り口に到着。

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そこから木立の中へ下ると、変わった枝振りの杉が2本。

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たしかにパワースポット的なものを感じるが、おどろおどろしい感じもし、さらにはアシナガバチの巣があるらしく、多くのアシナガバチがブンブンするので早々に退却する。すると、みきたかさんもブログに書いていたが、そこから高森方面への眺めがなかなかよろしい。

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高森の商店街に下りてきて、駅前の御食事処・忠(なる)にフラリと入り、「大阿蘇ハヤシライス」を食べる。

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お腹を満たして帰路につく。旧道に入り、しばらく走って、明神池水源でボトルの水を補給。

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さらに旧道を進み、栃の木温泉を経由して長陽大橋を渡り、国道57号線に出て大津へ。旧道に入り、室町の関所でコーヒーをいただく。

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エスプレッソ仕立ての美味しいコーヒーの向こうにあるライトはKenさんが最近購入した新兵器で、日の出前にサイクリングするKenさんにとっては光量の強い、頼もしい相棒。 それはともかくお仕事が忙しそうなので、やや早めに関所を後にする。 (Kenさん、いつもお邪魔します) 県道337号線に入り、西へ。いつものように北バイパスに上がり、東バイパス沿いの歩道を走って帰った。 本日の走行距離:128.6km

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