くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

上井手・堀川ポタリング

大型台風の接近で風が強い予報。加えて約一週間前のテニスで右の背中~腰のスジを痛めているので、平地をポタリングする。いつか行こうと思っていた、瀬田の白川から水を引いて、大津~菊陽~合志を経由して周辺の田畑を潤し、坪井川に流れ込む上井手(うわいで:菊陽町原水あたりからは「堀川」と呼ばれる)をロードバイクで走ってみよう。 午前6時過ぎにクロモリロードバイクで出発。東バイパスから北バイパスに入り、県道145号線(瀬田熊本線)を右折。向かい風の中、ひたすら東へ進む。早朝、阿蘇の山並の上には灰色の雲がかかり、時折日差しもある天気。

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ひたすら道なりに進んで白川を渡り、県道207号線に突き当たり右折。500mほど進むと上り坂の始まりの右側に「上井手取込口」の標識。

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砂利道を進むと左側に記念碑など。ここで、この井手が加藤清正の子・忠広によって始められたものの導水の不手際や加藤家改易などにより中断していたのを細川忠利が再開し、その次の細川光尚が坪井川まで完工したことなどを勉強する。

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その数十メートル先の白川に「上井手堰」がある。

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その向って左手から水を誘導している。

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そしてその後方に取込口がある。

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県道の100mほど下手には「旧上井手取込入口」という標識も。 以前はここに取込口があったらしい。

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これから上井手沿いにポタリングを開始。まずは瀬田神社の湧水をボトルに入れる。

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なるべく井手沿いの道を選ぶが、ロードバイクには不適な箇所が多い。

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県道に戻って大津東小学校の先から右折して台地の上に上がると井手沿いの好都合な道がすこし続く。

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ほどなく、古い石橋の「地蔵橋」。

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橋を渡ってしばらく井手から離れて走っていると、上井手の工事の失敗箇所の痕も。ここの工事を担当した人は責任をとって切腹したらしい。

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井手は周辺の水田に水を供給しながら大津町の市街地方面へ。

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風が強いためが、金峰山も割りに近くに見える。

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井手は国道57号線をアンダーパスし、大津町引水の所で直角に近く曲がる。

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しばらくすると上井手のハイライト、「塘町筋(とうまちすじ)」へ。

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ここはかつて豊後街道の宿場町で栄えていた。

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井手には多くの橋がかかっており、中に古い石橋がかかっている。 光尊寺橋

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松古閑橋

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大願寺橋

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この寺の楼門の木彫りはなかなか迫力がある。ただしクモの巣が残念。

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しばらく走ると、室町界隈へ。

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「室町」ときたら、「Kenさんの関所」を通らなければならないが、まだ午前9時前。ためしに行ってみると・・・。

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なんと操業中!いつもの笑顔で迎えていただき、アイスコーヒーをいただく。

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お仕事中、お邪魔しました。 Kenさんの関所のすぐ近くには大津名物「銅銭糖」のお店。

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この銘菓も、上井手の水があればこそ出来たと言われている。 また上井手沿いの道に入り、西へ。

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菊陽町に入ると、もうひとつ石橋の古閑眼鏡橋。

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陽が上がってきたが追い風が吹いて快適。

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このあと道は井手から離れ「鉄砲小路」へ。

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この辺りになると、「上井手」は名前を変えて「堀川」へ。

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やがて住宅街を流れるようになる。

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合志市に入って、「元気の森公園」でトイレ休憩。

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しばらくすると堀川は自衛隊の演習場の敷地内へ。

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県道49号線へ回り、須屋に入って再び堀川沿いの道へ。

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やがて熊本市へ入り、

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国道387号(日田街道)を過ぎるとまもなく坪井川に流れ込む。

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これで大津町瀬田の白川から熊本市飛田町の坪井川まで全長約26kmにおよぶ上井手・堀川ポタリングが終了! 今回は、ユピテルのGPSロガー「ATLAS ASG-10」の簡易ナビ機能を初めて使ってみたが、これが大変役立った。

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このあと、坪井川沿いの道を走って帰った。

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本日の走行距離:62.5km どういうわけか、飛田から家までの走行が記録されていなかった。

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