昨日いつものメンバーとテニスをしていたら、Sさんが「明日、豊後竹田まで輪行してあとは自走で帰ろうと思っている」ということで、わたしも便乗する。つい最近、Benbowさんと「豊後竹田まで135号線で行って輪行して帰ろう」という約束をしかかっていて、それを出し抜くみたいでやや心苦しい。一瞬、Benbowさんも誘おうかと思ったが、急なことでもあるし、自称『うったちのわるい(取り掛かりの遅い)』Benbowさんなので、失礼は承知で、誘わない事にする。 というのも、待ち合わせがJR豊肥線の最寄の「東海学園前」で朝5時20分発の普通電車(終着駅が豊後竹田)であった。というわけで、早起きして4時45分頃クロモリロードバイクで自宅を出発。数分で東海学園前駅に到着し、自転車を分解、収納する。2度目の輪行で、少し手際が良くなってくる。
駅のすぐ近くにお住まいのSさんは輪行バッグを抱えて徒歩にて到着。Sさんの輪行バッグは前・後輪ともに外すタイプ。前輪だけはずすタイプのわたしのに比べるとコンパクトで、いい感じ。
Sさんとサイクリングに行くのは今回が初めてだが、実はSさんはわたしのロードバイクへの道を開いてくれた人。Sさんが小径折りたたみ自転車のBike Fridayを持っていたので、わたしもBike Fridayを買ったし、その後Sさんがロードバイクを買ったので、わたしも同じく大藪さんでロードバイクを買った。 さて、豊後竹田までの切符1600円を購入し、東海学園前5時20分発の列車に乗り込み、色々話をしているうちにスイッチバックをして阿蘇谷に入る。そのころには外輪山が朝日に照らされ、鮮明に見えてくる。今度訪ねるラピュタはあの辺だろうか?
この頃になると腹も減ってきて、持参の朝食を摂る。Sさんはお握り数個、わたしは菓子パン等数個。
やがて列車は波野へ登り、そこから下って8時前に豊後竹田駅に到着。
早速、自転車を組み立てる。Sさんのロードバイクはパナソニックのチタンフレーム。輪行経験の豊富なSさんはテキパキと作業を進める。おっと、ペダルもちゃんと外してある!
駅のトイレで出すものを出して出発。
といっても、二人とも豊後竹田の情報に疎く、「とりあえず、足慣らしに、『荒城の月』で有名な岡城址に登ろう!」ということになる。
ところが、城址への坂は、結構な勾配で足慣らしには荷が重いことが判明。中腹の駐車場まで上り、退散する。
坂を下りるとすぐ「135号線」の標識があり、そちらへ進むがすぐにトンネル工事中となり、わき道へ。豊後竹田の西側の玉来(たまらい)からその135号線に入る。その西の荻までまあまあの上りがあり、荻の中心部になると平坦な道となる。
萩の中心部を過ぎると、アップダウンが始まり、やがて県境。
その後は、「波野」の地形通り、アップダウンの繰り返しで上がって行く。Sさんはかつて波野中学校に3年間ほど勤務したことがあり、沿線の民家にも数軒、家庭訪問をしたことがあるらしく、当時を懐かしんでおられた。
上り基調のアップダウンの連続で次第に脚を削られ、「あそこで上りは終わりか?」と思うと何度もがっかりさせられ、やがて本当に上りが終わり、県道218号線に突き当たって右折。この辺りに、「標高880m」の標識あり。豊後竹田駅の標高が220mくらいなので、金峰山山頂に登ったのと同じくらい、という計算になる。
すぐに国道265号線に突き当たり、高森方面へ左折。しばらくの間、ダウンヒルを楽しむ。やがて、南阿蘇国民休暇村を過ぎ、
間もなく月廻り公園を過ぎ、
高森湧水トンネルの前を通って、
県道26号線へ。阿蘇五岳がよく見えるようになる。
途中、竹崎水源に立ち寄る。
ここは近くに駐車場も無く、アクセスが悪いので南阿蘇の他の水源に比べると自然のままに近い感じ。できればこのままにしていて欲しい。 県道26号線をさらに進み、「阿蘇望の里」にさしかかる頃には、そろそろお腹も減ってきたので、その少し先の、「コルナゴ部長」さんお薦めの、「グランツムート」で昼食を摂ることにする。
レストランもあるが、パンを買い、
眺めの良い店の庭で食べることにする。
熏製が美味しいらしいのでベーコンサンドに桜あんパンを食べる。
その後、「阿蘇望の里」に立ち寄り、
中松から旧道に入り、栃の木温泉を経由して、長陽大橋を渡り、瀬田線に降りて、瀬田神社で休憩。
ストレッチと給水を行う。 この後は瀬田線を日頃の練習コースにしているSさんに再び引いてもらう。
途中、白川沿いの良い道がある、との事で教えてもらう。
なるほど、これは良い道。こんな道があるなんて知らなかった。その後、弓削神社のすこし手前で橋を渡り、今度は白川の南岸へ。
その後もしばらく裏道を通り、やがて供合線へ。下南部3丁目の所で、そのまま供合線を行くSさんと別れわたしは裏道へ。東バイパスに出て裏道を通って帰った。 本日の走行距離:92.7km
ついでに白川沿いの道の部の拡大図も・・・。