くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

球磨川センチュリーライドに初出場

「センチュリーライド」というのは元々、アメリカの自転車競技で、100(センチュリー)マイルを走るもの。レースと違い、スタートからゴールまでの時間を競うのではなく、長い距離を走ること自体を目的としている。「球磨川センチュリーライド」の開催は今回が17回目。「100マイル」ならぬ「100キロメートル」を走るもので、八代から人吉までの球磨川沿いのコースを往復する。コースの高低差も100m位と比較的平坦な上に、途中で引き返してもよく、家族連れの参加も多い大会。初めて参加するサイクリングイベントに、この初心者向けのイベントを選んだ。 早起きして6時40分頃、クロモリロードバイクで自宅を出発。JR熊本駅から八代駅まで輪行する。

画像

ロードバイクの前輪を外してフレームに固定し輪行袋に入れ、切符720円を購入し、7時38分発の下り列車を待つ。

画像

一緒に行く、KSC(熊本シニアサイクリングクラブ)のBenbowさんは上熊本駅から乗り込んでおり、彼の輪行バッグは前輪・後輪ともに外すタイプ。後輪も外したりする手間はかかるけど、とてもコンパクト。

画像

同じ車内に輪行の客は他にはいなさそう。Benbowさんは、ロードバイクの乗り始めはわたしと同じくらいだが、「自転車百哩走大王」という、センチュリーライドの全国クラブの会員で、すでに全国各地のロングライドの大会にいくつも出ておられる。球磨川センチュリーライドも2度目。 8時13分八代駅着。自転車を組み立て、受付・開会式会場の「高田河川敷公園」に向う。

画像
画像

早速受け付けを済ます。

画像
画像

開会式を待っていて、+Cサイクリングでご一緒したN女史に会い、挨拶。他にもBiciclistaを着用した参加者を4、5名発見。Benbowさんは大藪サイクルの走行会で知り合ったという、人吉の寺本製茶さんと出会い、一緒に走ることになる。開会式では、大会会長の「三段ギアの赤松っちゃん」の挨拶の他、遠来賞、ペア賞、ファミリー賞などの表彰、選手宣誓などがあり。

画像

その後、諸注意があり、9時半からスタート。

画像

いっぺんにスタートすると大変な事になるので、ゼッケン番号順に30名づつ、1分おきにスタート。

画像

わたしが78番、Benbowさんが160番くらい、寺本製茶店さんが200番くらいで、スタートがバラバラなので、第一エイド(最初の休憩所)で待つことにする。もらったミニあんパンを食べて出発。

画像

球磨川沿いを人吉目指して走る。今日は絶好のサイクリング日和。

画像
画像

途中、狭くて路面が悪い登りがあり、係員の指示に従い100mほど自転車を押して進む。

画像

その後は登り基調ながら追い風を受けて快調に進む。日本のダム史上、初めて撤去が決まった県営荒瀬ダムが水門を解放している。

画像

スタートから約25km地点にある、第一エイド「川のとっとっと館」に到着。

画像

バナナ、ドーナツ棒、干し梅干などを補給。

画像
画像

ここからBenbowさんと走る。沿道には桜や菜の花が目立つようになる。

画像
画像

沿道にはカメラを構えた人達が目立つ。

画像

どうもSL人吉号を狙っているらしい。速く走っている集団に頑張って付いていって、やがて千切られたりしながら、しばらく走っていると、後方から汽笛が聞こえ、写真が撮れそうな所でSL人吉号を待つことにする。やがて第一エイドでの出発が遅れた寺本製茶さんが追いつき、そこへSL人吉号が煙を上げて通り過ぎた。

画像
画像

そこからしばらく走ると、本日の折り返し地点の「球磨川キャンプ場」に到着。

画像
画像

ここで昼食のお握りと豚汁をいただく。

画像
画像

「リカンベント」という、背もたれつきのシートに座って漕ぐタイプの自転車に乗ってきている人がいて、注目を浴びていた。

画像

かなり物足りない昼食の後、出発。来た道を帰るだけなので、少し面白くないが、往路では気づかなかった風景に気づくことも。

画像

鍾乳石を模した「球泉洞森林館」の建物もよく見ていなかった。

画像

桜と菜の花と球磨川が同時に楽しめる海路駅の横で記念撮影。

画像
画像
画像

第一エイドで最後のエネルギー補給。

画像

最後は、若い寺本製茶さんに先頭を引いてもらう。ロードバイクを始めて半年くらいだそうだが、フォームも綺麗で、スピードもなかなかのもの。

画像

向かい風に悩まされながらペダルを回し続けていると、八代市の町並みが近づいてくる。

画像

会場に到着し、チェックアウト。

画像

一緒に走った3人で記念撮影。

画像

ゴール地点で笑顔で出迎えていただいた大会会長の「三段ギアの赤松っちゃん」をはじめとする運営スタッフとボランティアの皆さんに感謝の意を表したい。 寺本製茶さんとはここで別れ、BenbowさんとわたしはJR八代駅へ。駅前で自転車を輪行袋に入れる。

画像
画像

午後3時48分発の普通列車に乗り込む。車中にもう一名、輪行の人あり。熊本駅に到着し、上熊本駅へ乗り継ぐBenbowさんと別れ、改札を出て自転車を組み立てる。

画像

白川沿いの道に入って帰路についた。

画像

初めてのイベント参加は疲れたけれど、新たな出会いなどもあり、好天にも恵まれ印象深いものとなった。 本日の走行距離:114.7km

画像

ついでにコースの案内図も。

画像