くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

自転車で矢部経由、蘇陽へ行く

連休で明日が休みなのでロングライドに出かける。熊本に50数年暮らしているが、矢部から東へ行ったことがない。自動車でも行った事がないが、折角なので頑張って自転車で行くことにする。 家の用事を済ませて、午前8時、ロードバイクで出発。薄手の長袖のジャージにウィンドブレーカを羽織って丁度よいくらいの温度。帯山中学校の所から、京塚を経由して健軍自衛隊駐屯地の北側、東側を通り秋津川沿いの道に出て、益城を目指す。秋津川河川公園でトイレ休憩し、登りに備えてアンパンで燃料を補給し、ウィンドブレーカを脱ぐ。

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県道57号線右折する。路傍にお地蔵さんが佇んでおり、道中の無事を祈る。

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やがて登りに入るが、今日は調子が良いのか、すいすい登る。いつもより楽な感じで御船町に入る。

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ここからは勾配が緩くなる。路傍には、昨年名前を覚えた「ヨメナ」が目立つ。

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やがて山都町に入ると、急に道幅が広がり、舗装が良くなる。

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調子に乗ってスピードを出すと、登り基調のアップダウンが連続していて、早くも足に疲労物質が蓄積し始める。 「まだ全行程の四分の一も来ていない」と自分に言い聞かせ、セーブしながら進んで行くと、国道445号線に突き当たり、これを左折する。自動車の往来が増えるが、路肩の狭い箇所が多く、走りにくい。休日なのに大型トラックも多い。しばらくして、矢部に入る前に休憩を入れる。持参したジャムパンで燃料補給。

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矢部の中心街に入る前で国道218号線に合流し東へ進む。今年の春、円形分水を見に来た時に通った野尻の交叉点から先は初めて通る道。アップダウンを繰り返し、短いトンネルを二つ抜け、「文楽の里、清和」に到着。

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「道の駅 清和文楽邑」で休憩。

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この道の駅には、物産館と文楽館がある。清和の文楽は、江戸時代に清和村を訪れた旅の文楽一座から文楽人形を譲り受けたのが事の始まりという。村人によって代々受け継がれ、一時衰退したが、昭和30年頃から復活し、立派な文楽館が造られており、盛んに上演が行なわれている。

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物産館で、ここらの特産のブルーベリー入りのアイスを購入し燃料補給。

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国道218号線をさらに東に走るとやがて蘇陽に入り、「パワースポット」として知られる幣立(へいたて)神宮に到着。嫁さんから、「神宮の裏手にある湧水を是非飲んで来い!」との厳命があり、100段ほどの石段を登って神社に参り、

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裏手に廻ると、なるほどパワースポットらしく、立派な杉が林立している。

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中には不思議な枝をした杉や、

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逆立ちしている女性の下半身のような杉もあり、

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あそこにはちゃんと賽銭が置いてある。それは良いが、目指す湧水は、滑りやすい粘土質の土の階段を100段ほど降りたところにある。やっと辿りつくと、行列ができかかっている。

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左右二つの竹筒から水が出ており、「少しずつ味が違うので好きな方を飲むと良い」と、順番待ちの人が教えてくれたが、ブルーベリーアイスクリームの風味が口に残っていて、区別がつかない。

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「飲むと長生きをする」とのことなので、あまり長生きすると子ども達が迷惑するかもと思い、左右を合わせて小さい柄杓一杯だけ飲む。「命の水」を飲んだのはよいが、他に道がないので、また滑りやすい土の階段を100段ほど上がり、苔むして滑りやすい石の階段を100段ほど降り、パワースポットで、パワーをロスして出発。 国道265号線に出て左折。相変わらずのアップダウンを進み、「そよ風パーク」で休憩。

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ここのレストランのバイキングが人気があるが、ゆっくり昼食を摂る時間もなくなってきたので、物産館で「ジャンボ稲荷」を購入して休憩室で食べる。

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涼しいだろうと思っていた蘇陽も意外に暑く、サービスのお茶をガブガブ飲んで出発。このまま国道265号線を進めば高森に到達するが、途中、トンネルが多く、「特に高森峠にある長いトンネルでは自転車走行は怖い」と別府さんのブログに書いてあったので、県道141号線へ左折し、県道151号線へ出て、中坂(ちゅうざか)峠を目指す。ススキが秋風に揺れている。

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途中、近道をしようとして細い道を選択したが、数kmほど進んだところで道が泥だらけ(熊本弁で言う「じったんぼ」状態)となっており引き返す。県道151号線に戻るが、中坂峠への道は思ったより勾配が急。しかも峠と思わしき所が数箇所あるが、「ここが中坂峠だ!」と言う標識もなく、よくわからない。たぶん外輪山を周遊する遊歩道が交叉するこの辺が「中坂峠」か?

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峠一帯は、期待していた見晴らしが悪い。しばらく降りると、少しだけ眺望が開ける。高森の町並みの向こうに、右から「らくだ山」、「根子岳」、「高岳」などが見える。

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中坂峠から高森に降りる道は、路面が良くなく、崖崩れの修復工事の箇所からの水で路面が水浸しになっている箇所があり注意が必要。ほどんど木立の中なので眺めも良くない。高森に下りてきてやっと視界が広がる。

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旧道に入り、緩やかな下り勾配の道を快調に進む。途中、ボトルの水を補給しに「明神池名水公園」に立ち寄る。

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さらに旧道を進み、栃の木温泉を経由し、長陽大橋のたもとの東屋で休憩。

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そよ風パークで買った「高菜パン」で最後の燃料補給。

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阿蘇を後にしようとすると、「またおいで」とススキが手を振っている。

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国道57線に一瞬出てすぐに左折。瀬田方面へ降り、県道207号線に入る。瀬田神社辺りで、KSC(熊本シニアサイクリングクラブ)の田上さんとすれ違う。この時間にどこに行ってたのかな? その後も県道207号線をすっ飛ばし、県道337号線(旧・国道57号線)に出て、北バイパスへあがり、裏道を通って帰った。 本日の走行距離:130.1km

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