くまもと自転車紀行

熊本市およびその周辺を走行した記録や装備・メンテなど、自転車にまつわることがらを中心としたブログです

文学・芸術など

現代版の「活人形」ライド

折角の休みなのに色々と用事が入ったので、その前に早起きして3時間ほどぶらぶらとサイクリング。 前回、有形文化財の「生人形」を見たので、今朝は市内の街角の、活き活きとした「活人形」を写真に収めた。 (北熊本SAの近くの高速道路沿い) 改寄町の中山…

喜三郎の「生人形」めぐり

高平にある浄国寺で毎年4月29日に開催される「松本喜三郎墓前祭」の案内状が京町の実家に来ていた。 松本喜三郎は江戸時代末期から明治時代に活躍した人形師で、 その作品は生きた人間と見まがうほどだったので、「生人形(いきにんぎょう)」と称された。 …

「阿部一族」めぐり

森鴎外の短編小説「阿部一族」は熊本藩主・細川忠利(ただとし)公の病没の際に君主の許しを得ずに殉死した家臣とその一族の悲劇を通して、形骸化した武士道の掟の理不尽さを描いている。 この小説は、寛永20年(1643年)に起こった史実を元にしたものなので…

中村汀女ポタリング

京町の実家の母と木曜午後7時からのRKK「プレバト」の俳句の話をしていて、中村汀女さんの話が出た。 母は祖母とともに同窓生でもある中村汀女さんが主宰していた「風花」の熊本支部に所属していて、当時の思い出話などを興味深く聞いた。 (実家にあった…

野出の峠と後藤是山

今日も猛暑日の予報につき、朝6時前に自宅をクロモリロードバイクで出発し、鎌研坂を上って、県道1号線に合流し、「峠の茶屋」のある鳥越峠を越える。 そのまま県道1号線を下り、再び上って野出(のいで)の峠方面へ右折するつもりだったけど、今日は島原半…

漱石の旧居巡り

今月で没後100年となる夏目漱石。 (熊大構内の漱石像) 漱石は、明治29年(1896)4月、第五高等学校の英語科講師(後に教授に昇格)として赴任してから、明治33年7月、英国留学のため帰京するまで、4年余りを熊本で暮らした。 その4年の間に6度も引っ越し…

「藝術の秋」ポタ

「文化の日」なので、たまには文化的なことをしようかと、市内の「堅山南風」関係の場所をクロモリロードバイクで廻った。 「堅山南風」と言えば、「熊本出身の日本画家」くらいの知識しかなかったけど、その名が印象に残ったのは一昨年、「くまもと『水』検…

「城下の人」を巡って

昨年の5月、ネットで見たニュースで「熊本市中央区本山にある石光真清(いしみつまきよ)の旧居が改修された」とあった。 「石光真清」も知らなければ、その人の手記を編集し出版したという「城下の人」ほか四部作の事も知らなかったので、ネットで調べてみ…

サイクリングの一期一会

このブログを『お気に入り』に入れてらっしゃる方から一冊の本をいただいた。 帯には「イギリスの田舎で自然とともに暮らした異色のペン画家が残した数々の貴重な風景。最小限に止めた線と描かない地の白、その絶妙なコントラストは、日本の浮世絵に通じるも…

ベルヴィル・ランデブー

ツール・ド・フランスが始まっている。今年は100回記念だとか・・・。JSPORTSでの放映はほとんどが有料なので、NHKのBS1の『まいにちツール・ド・フランス!』で我慢。 こちらも放映時間が午後6時からが主で、再放送は番組開始時刻が午前2…

行く秋を偲んで紅葉と山頭火めぐり

五十歳半ばを過ぎると、人生一歩先は闇。来年の紅葉が見れる保障はないので、過ぎ行く秋を偲んで熊本市内の紅葉を見に行く事にする。 ネットで情報を集めると、いくつかスポットがあるが、その中のひとつに植木町の味取(みとり)観音堂がある。みきたかさん…

火の国レガッタと江津湖畔の文学碑

海の日(今年は7月16日)には毎年、江津湖で、『火の国レガッタ』が開催される。 多くの人にボート競技を体験してもらうための競技会で、日頃、競技用のボートなど漕いだことのない大人や中学生が中心のレース。うちの職場では、理事長が県のボート協会の役…

妖怪たちを見に自転車で八代へ行く

先日、地元のNHKのニュースで、「八代の『未来の森ミュージアム』で、江戸時代の妖怪図鑑が展示されている」と言っていた。もともと妖怪など興味は持っていなかったが、昨年のNHK朝の連ドラ「ゲゲゲの女房」を観てから少し興味が出てきていたので観に…